麻薬取締官の採用試験の難しさは?採用状況なども解説

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麻薬取締官の採用試験の合格倍率は50倍を超える高難易度

麻薬取締官として採用される難易度はどの程度なのでしょうか。
麻薬取締官は厚生労働省の地方支分部局である地方厚生(支)局に設置されている「麻薬取締部」に勤務する捜査官の名称です。
麻薬の取り締まりに関しては警察と同様の権限が認められている為、手錠や拳銃などを所持しますが、正確には警察とは別の組織となります。
そのため、採用の流れも警察とは異なっています。
採用までの細かい流れはこの後ご紹介しますが、特筆すべきはその採用難易度の高さです。

まず麻薬取締官は全国で300人程度しかおらず、これは「定員」として決まっている人数になります。その為、毎年限られた数しか採用枠がなく、非常に狭き門になっているのです。

それはつまり、仮にどれだけ優秀で、例年であれば合格水準の人材だったとしても、その年にもっと優秀な人材が集まっていた場合には落ちてしまう、ということです。
年によって異なりますが、低くても倍率は10倍を超えます。高いときは倍率が50倍になることもあります。
麻薬取締官は、限られた優秀な人しかなることができない、非常に難易度の高い職業だと言えます。

麻薬取締官として採用されるまでの流れ

麻薬取締官になるための具体的な採用の流れを紹介します。将来、麻薬取締官を目指している方は、この情報を参考にしてしっかりと準備しておきましょう。

麻薬取締官になるには、先ほど紹介した厚生労働省の下部組織である「麻薬取締部」が行う採用試験に合格する必要があります。
こちらの採用試験には二種類の受験資格があるため、採用試験を受ける段階でどちらかの受験資格を満たしている必要があります。

(1)国家公務員試験一般職試験(大卒程度)の「行政」または「電気・電子・情報」を受験し、第1次試験に合格すること(採用条件は最終合格者)
(2)薬剤師、または薬剤師国家試験合格見込の者で、29歳以下であること(薬剤師国家試験見込みの者については、薬剤師免許の取得が採用条件)

どちらの受験資格であっても、一度「国家公務員試験一般職試験」か「薬剤師国家試験」に合格した上で、更に麻薬取締部の採用試験に合格する必要があります。
言うまでもなく、「国家公務員一般職試験」も、「薬剤師国家試験」も、それぞれが非常に難易度が高い資格であるため、採用試験の受験資格を得るだけでも至難と言えるでしょう。

採用試験自体の内容としては、まず一次試験で論文審査と適性検査、面接があり、それに合格した方は更に二度目の面接が行われる、という流れです。
毎年志望者に向けて具体的な情報を含めた受験案内が発表されるため、実際に受験する場合はそちらを参考にすると、その年に向けたより具体的な情報を手に入れることができます。

( 参考:https://www.ncd.mhlw.go.jp/saiyou.html )

麻薬取締官になるための学校の種類

先ほどご紹介したように、採用試験の受験資格には二種類あるため、どちらの受験資格で受験する予定なのかによって、通うべき学校が変わってきます。
入学してから、「この学校では受験資格を得られなかった」、ということがないように、その学校で確実に受験資格を得られるのかどうか、学校を選ぶ段階で念入りに確認しておきましょう。

法学部

(1)の方の受験資格を目指す場合は、大学の法学部を卒業しておくことが望ましいです。

一応、国家公務員一般職試験そのものは、卒業した学部を問わず受験、合格することが可能な試験となっています。しかし、法学部か薬学部以外を卒業して国家公務員一般職試験に合格した場合は、麻薬取締官として任命されるまでに2年以上の麻薬取締関連の業務経験が必要になります。

そのため、(1)の受験資格で採用試験を受験する場合は、法学部出身者の方が合格率が高くなっているのです。また法学部出身であればどこの大学でも良いわけではありません。
国家公務員一般職試験に合格するには、それなりのレベルの大学を卒業している必要があります。
学歴によって合否が決まるわけではありませんが、合格者の出身大学を見る限り、ある程度の学歴は必要なのが現実です。

薬学部

(2)の受験資格を目指す場合は、薬剤師国家試験に合格する必要があるので、薬剤師国家試験の受験資格を得ることができる薬学部を卒業する必要があります。
更に言えば、薬剤師国家試験の受験資格は「6年制薬学課程を修めて卒業した者」となっていますので、4年制ではなく6年制の薬学部である必要があります。

麻薬取締官は、仕事の中で病院や製薬会社に立ち入り検査を実施する事もあるため、薬学の知識は実務においても非常に役に立つでしょう。
しかし、受験資格には「29歳以下」の条件もあるため、薬剤師資格さえ持っていればいつまでも挑戦できる、というわけではないので、注意が必要です。

麻薬取締官として採用されるための適性

麻薬取締官として採用されるには、どのような適性が必要なのでしょうか。
麻薬取締官を目指している方にとっては特に気になる点だと思います。
麻薬取締官として働いていくにはどのような素質が必要となるのか、ここでご紹介します。

正義感が強い

麻薬取締官として働くには、まず前提として強い正義感が必要になるでしょう。

「麻薬や覚醒剤は絶対に許してはいけない」、「犯罪行為は許せない」、「麻薬や覚醒剤で苦しむ人を減らしたい」、そういった強い気持ちを持っている人は、麻薬取締官として自分の能力を発揮することができるでしょう。

また麻薬取締官は国家公務員という位置づけですので、国のため、国民のために働きたい、という気持ちも同じように必要になります。

逆に言えば、そういった強い気持ちがなく、何となく麻薬取締官を目指している方には向かない職業です。そもそも中途半端なモチベーションではなることができない職業ではありますが、仮になれたとしても、仕事の大変さから近いうちに根をあげることになるでしょう。
採用されるまでの大変さや、採用された後の仕事内容の大変さを考えると、麻薬取締官の年収は高いとは言えません。
強い正義感がなく、年収や待遇が目的の方は、他の職業を目指すことをおすすめします。

心身がタフ

心身共にタフであることも、麻薬取締官として働いていくには必須の素質です。

麻薬取締官の仕事は、不規則且つ長時間に及ぶことも多くあります。
容疑者が薬物を使用している証拠を掴むために、夜中や早朝に張り込みや尾行をすることもあります。実際に犯人を取り押さえることもあります。

犯罪者と相対することで、強いプレッシャー、ストレスがかかることもあるでしょう
警察とは異なる職業ですが、ほとんど警察と同じような仕事をすることになるのです。
一つの事件を解決しても、またすぐに別の事件を解決しなければなりません。

日本の薬物犯罪の件数は長い間高い水準にあり、日々新たに危険な薬物が生まれています。
そのような薬物犯罪に絶えず立ち向かい続ける麻薬取締官には、心身共にタフであることが必須の条件なのです。

薬学・法学・ITの知識・語学力

薬学、法学、そして最近ではITに関する知識や語学力も、麻薬取締官には必要となる能力です。

危険な薬物を適切に理解し、日々新しく開発されている違法な薬品を追っていくためには、薬学に関する卓越した知識が必要になります。

また、薬物に関する犯罪を犯した人に適切に対処するには、法学に関しての知識も必要です。
更に最近はインターネットを介した犯罪が増えているので、インターネットやITに関しての知識もあるに越したことはありませんし、外国人労働者も増えているため、彼らが起こす犯罪に対処するために語学力も必要になってきています。

このように、麻薬取締官には多種多様な知識が必要ですし、そういった知識を状況に応じて適切に身につける為の勉強も必要です。

薬剤師が転職を考え始めたら

もしこれを読んでくださっているのが薬剤師の方で、麻薬取締官も含めた他の職業への転職を考えている場合は、薬剤師に特化した転職エージェントを利用することを強くおすすめします。

医療業界は一般的な職業とは異なる点も多い特殊な業界となっているので、普通の転職サイトでは情報収集やキャリアアドバイスなどの面で不利となってしまうかもしれません。

薬剤師に特化したエージェントの中には、大手調剤薬局グループが運営しているものや、医師や看護師などの他の医療従事者の転職サイトも運営しているグループが運営するものなどがあります。
そういった転職エージェントであれば、特徴の多い医療業界についても熟知しているため、多くの点において普通の転職サイトよりも有利に動くことが可能になります。

薬剤師の転職におすすめのサイトはセルワーク 薬剤師

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二つ目の理由は、転職エージェントへの相談が無料で行える点です。
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エージェントに自分のキャリアの相談をすることによって、自分のキャリアを見つめ直す良い機会になるでしょう。

麻薬取締官の採用難易度まとめ

ここまで本記事をご覧頂きありがとうございました。

麻薬取締官は採用試験の受験資格を満たす所から難しく、採用されるまでの難易度が非常に高い職業ですが、その分麻薬取締官にしかできない仕事ばかりであり、正義感が強い方は大きなやりがいを感じることができる仕事です。

この記事を読んで少しでも興味を持った方は、きっと麻薬取締官の適性があると思いますので、麻薬取締官についてより詳しく調べてみることをおすすめします。

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