美容皮膚科の薬剤師の仕事内容は?求人はどこで募集している?

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スキンケアやコスメが好きで、美容クリニックへの転職を考えているんだけど……薬剤師も働くことができるの?

最近は美容クリニックでも薬剤師の求人の募集が増えてきています。美容が好きな女性にとってはメリットも多いので、詳しく解説していきますね!

絶対に転職に失敗したくない薬剤師の方へ
「転職したいけど、ブラック企業に入社してしまったらどうしよう…」
「転職を考えているけど、今よりも条件の悪いところしかなかったらどうしよう…」
「たくさんの求人を比較したり決断するのが苦手」
このような悩みがあって転職に踏み切れないのではないでしょうか。

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  1. 美容関係で働きたい薬剤師必見!求人の募集はある?
    1. 美容医療が身近になって薬剤師の求人も増えている
    2. 美容関係の薬剤師の求人数トレンド
  2. 薬剤師が活躍できる美容関係の職場
    1. 美容クリニック(美容皮膚科・美容外科)
    2. 化粧品メーカー
    3. ドラッグストア(OTCドラッグストアの美容部員等)
    4. 漢方薬局や美容クリニックの門前薬局
    5. 美容関係の調剤薬局
  3. 【職場別】美容関係で活躍する薬剤師の年収の相場
    1. 美容クリニック(美容皮膚科・美容外科)
    2. 化粧品メーカー
    3. ドラッグストア
    4. 漢方薬局や美容クリニックの門前薬局
  4. 美容関係で活躍する薬剤師の業務内容は?
    1. 漢方薬の処方がメイン
    2. 適応外処方にも対応することがある
  5. 薬剤師が美容関係の職場で働くメリット
    1. 福利厚生で痩身や美肌等の施術が安く受けられる
    2. 駅近でオシャレな職場が多い
    3. 人員体制に余裕がある
    4. 若手薬剤師が活躍している職場が多く、客層も若い
  6. 薬剤師が美容関係の職場で働くデメリット
    1. 月8~9日休のシフト制が多く休日が少ない傾向にある
    2. 遅めの時間や土日祝の勤務が多い
    3. 薬剤師は美容に携われないこともある
    4. 新薬情報が入ってこない
    5. OTCドラッグストアだと調剤スキルが落ちやすい
  7. 薬剤師が美容業界に転職する際におすすめの資格
    1. 美容系の資格はなくてもOK
    2. 日本化粧品検定
    3. スキンケアアドバイザー
    4. ビューティーケアアドバイザー
    5. メディカルアロマセラピスト
  8. 美容関係の薬剤師求人を効率よく探すコツ
    1. 転職エージェントで非公開求人の紹介を受ける
    2. 研修制度が充実しているかもチェック
  9. セルワーク薬剤師には非公開求人が多数あり!
  10. 美容関係の薬剤師への転職で内定をもらうコツ
    1. 身だしなみは入念に整える
    2. スキンケアやコスメなど美容が好きなことをアピールする
    3. 職場にとって都合の良いシフトに入れることをアピールする
  11. まとめ

美容関係で働きたい薬剤師必見!求人の募集はある?

美容関係で働きたい!と思う薬剤師の方、美容関係の仕事に「薬剤師」の求人募集があるのか、気になるところですね。

「美容関係」の薬剤師求人について、最近の状況をご紹介します。

美容医療が身近になって薬剤師の求人も増えている

「美容医療」とは、さまざまな医療技術を用いて人の容姿をより良い状態にする医療のことです。

医師が行う「医療行為」である点が、エステなどのサービスと大きく異なる点です。

かつて、美容医療といえば「整形」というイメージや、若い女性が受けるものというイメージがあったのではないでしょうか。

最近では、施術の内容も多岐にわたり、メスを使わない施術、ダウンタイムが短い施術など、気軽に受けられるものも増えています。

また、受ける方も、老若男女問わず増えており、美容クリニック業界は全体として拡大傾向にあります。

また、美容クリニックでは医師の指示のもと、医薬品を使用するケースがあります。

最近では、施術が増えたことや利用者が増えたことで、使用する医薬品自体も増え、美容クリニックで薬剤師求人が見られるようになりました。

美容クリニックなどで薬剤師が行う業務は、使用する医薬品の管理、院内処方の薬剤の服薬指導など多岐にわたります。

美容医療が身近になり、拡大する現状で、薬剤師も美容医療に関わる機会が増えたと言えるでしょう。

美容関係の薬剤師の求人数トレンド

「美容関係」の薬剤師の求人は、どのような状況なのかを見てみましょう。

先ほどご紹介したように、「美容クリニック」など美容医療を行う医療機関では、薬剤師の求人数が増えていると言えます。

美容クリニック自体の増加、使用医薬品の増加、利用者数の増加などが主な要因です。

他にも、化粧品メーカー、ドラッグストア、美容目的の漢方薬局など、薬剤師が美容関係の仕事ができる職場はあります。

これまで薬剤師といえば調剤業務を行うことが一般的でした。

しかし、ドラッグストアでもOTCのカウンセリングから、ニーズに応じてサプリメントや健康食品・化粧品のご紹介を行ったり、薬局でも美容目的の漢方調剤を行ったり、仕事の幅が広がっています。

求人情報を丁寧に見てみると、ドラッグストアや調剤薬局の求人に、美容関係の内容を含む求人情報も見られます。

薬剤師の転職エージェントでは、「美容」と検索するとヒットする求人情報も数多くあります。

薬剤師が活躍できる美容関係の職場

薬剤師が活躍できる美容関係の職場をご紹介します。

一言で「美容関係」といっても、内容はさまざまです。

興味がある、挑戦したいという方は、よく内容を確認してみてくださいね。

美容クリニック(美容皮膚科・美容外科)

薬剤師が活躍できる美容関係の職場のひとつが「美容クリニック」です。

美容クリニックの中には、美容皮膚科や美容外科などジャンルで分かれているケースもあります。

美容クリニックは、医師が美容目的で医療行為を行います。

メスを使ったいわゆる美容整形のような施術から、レーザー治療や注射など施術内容は多岐にわたります。

これらの施術には医薬品を使用するケースも多いです。

この医薬品の管理、情報収集などは薬剤師の仕事です。

また、美容クリニックはお薬が院内処方されることもあります。

美容皮膚科であれば外用薬やビタミン剤など、美容外科であれば施術後の痛み止め、化膿止めなどのお薬です。

これらに対する服薬指導などは薬剤師の職能を発揮する場面ですね。

化粧品メーカー

「化粧品メーカー」も薬剤師が活躍できる美容関係の職場のひとつです。

化粧品メーカーにはさまざまな業務がありますが、中でも研究開発や品質管理の部門では薬剤師としての知識が生かしやすいでしょう。

研究開発部門では、新たな製品のための新規有効成分の研究から、商品化までのさまざまな試験などが行われます。

品質管理部門では品質の安全性を確認するための試験や、製造過程の管理などの業務が行われます。

化学的な知識はもちろん、薬機法の知識など幅広い専門的な知識が必要なため、薬剤師としての職能を発揮する場面は多いと言えます。

また、化粧品メーカーで働く場合、企業に所属するため、福利厚生や土日休みなどワークライフバランスをとりやすいというメリットも考えられます。

しかし、調剤薬局や病院などから転職などを考える場合、薬剤師実務から離れた仕事内容となるため、調剤能力・薬の知識の低下などは懸念されるかもしれません。

ドラッグストア(OTCドラッグストアの美容部員等)

「ドラッグストア」でも、薬剤師が美容関係の仕事をすることが可能です。

一般的に、ドラッグストアに勤務する薬剤師は、調剤業務やOTCの相談販売業務を中心に仕事をします。

しかし、最近のドラッグストアは医薬品だけではなく、サプリメント・健康食品、食品などさまざまな種類の商品を扱っており、その中に化粧品もあります。

ドラッグストアの化粧品売り場には、美容部員と呼ばれる専門の販売員が配置されることがあります。

調剤薬局が併設されていないOTCドラッグストアに配属された薬剤師であれば、希望によっては美容部員として、化粧品に関する業務をする機会もあるでしょう。

ドラッグストアはお客様の年齢層も幅広く、さまざまな方とコミュニケーションがとれます。

お客様の反応を直接見ることができるため、やりがいをもった仕事ができるかもしれませんね。

漢方薬局や美容クリニックの門前薬局

「薬局」は薬剤師の活躍できる場の代表とも言えますが、「薬局」でも美容関係の仕事をすることができる場合があります。

そのひとつが「漢方薬局」です。

最近は、肌荒れ改善やダイエットなどの美容目的に漢方を試したいという女性も多いです。

しかし漢方は何をどう飲んだらよいのか、一般の方にはお薬の選択が簡単ではありません。

漢方薬局では、薬剤師がカウンセリングをし、その方に合った漢方を選択するほか、場合によっては、オーダーメイドの調合も行うこともあります。

漢方は続けて服用することで体質改善が期待でき、その人の体質に合えば悩みを解消できる可能性も十分あります。

しかし、適切なカウンセリングを行うためには、薬剤師は十分な漢方の知識が求められるでしょう。

また、院外処方を出している「美容クリニックの門前薬局」でも、薬剤師が美容目的の患者様のお役に立てるかもしれません。

美容クリニックからの処方せんが持ち込まれる場合、服薬指導では薬剤師ならではのアドバイスができると良いでしょう。

その方のお悩みに応じたOTCやサプリメントなどのご紹介、生活面へのアドバイスなどができれば、より患者様の満足度を高めることができるのではないでしょうか。

美容関係の調剤薬局

薬剤師が美容関係の仕事をできる場が、「調剤薬局」というケースもあります。

一般的な調剤薬局でも、店舗で薬用化粧品にあたるシャンプーや化粧品を扱ったり、美容効果が期待されるサプリメントなどの販売に力を入れたりする例も増えているようです。

また、最近では薬局自体を「女性向けの薬局」として事業をしている薬局も見られます。

美容関係を強化している薬局は、訪れる患者様も美容に対する興味・関心が高いケースも多いです。

薬剤師として、服薬指導以外に、美容関係の情報提供をする機会もあるのではないでしょうか。

薬剤師としての調剤業務などを続けたい、美容分野の知識・経験も増やしたいという薬剤師にとって、ひとつの選択肢となるかもしれませんね。

【職場別】美容関係で活躍する薬剤師の年収の相場

次に、美容関係の職場で活躍する薬剤師の年収の相場を見てみましょう。

一般的な薬剤師の年収を、厚労省の令和3年度賃金構造基本統計調査の結果から、580.5万円(月収40.4万円、賞与96.2万円)として比較してみます。

美容クリニック(美容皮膚科・美容外科)

美容クリニックに勤める薬剤師の年収は明確なデータがないため、求人情報から見てみます。

薬剤師の求人エージェントで見られる、美容クリニックの薬剤師求人情報では「年収450万円〜」「月収30万円〜」と言ったものが見られました。

薬剤師の平均年収と比較すると、「やや低い」です。

しかし、美容クリニックに勤める薬剤師は一般的に年齢層が低いです。

同年代の薬剤師の平均年収で比較すると、あまり差がないかもしれません。

化粧品メーカー

化粧品メーカーに勤める薬剤師の平均年収は、「薬剤師」だからというわけではありません。

その会社ごとの基準、配属や仕事内容により、薬剤師資格の有無に関わらない給与となることが一般的です。

化粧品メーカーといっても、企業の規模により給与水準も変わります。

大手化粧品メーカーの資生堂は、平均年収が706万円とのことですので、大手メーカーで勤務する場合、薬剤師の平均年収を超える可能性は十分あると言えるでしょう。

ドラッグストア

ドラッグストアで勤める場合、美容関係の仕事かどうかは、年収に反映されないケースがほとんどでしょう。

ドラッグストアの薬剤師の平均年収の相場は、薬剤師全体の平均を超える600万円台と言われます。

漢方薬局や美容クリニックの門前薬局

美容に関わる「薬局」といっても、すべてひとくくりにはできません。

一般的な保険調剤を行う薬局と同じと考えるかどうかで年収の相場も変わるでしょう。

漢方薬局には保険調剤をする薬局、しない薬局とパターンが分かれますが、ここでの漢方薬局は「保険調剤をせず、漢方のみを扱う薬局」として考えます。

医療用医薬品での保険調剤を行わない漢方薬局の場合、薬剤師資格は不要です。

そのため、薬剤師が勤務していても薬剤師手当がない例もあり、年収相場は400万円台と言われます。

美容クリニックの門前薬局は、処方元が美容クリニックであっても、医師の院外処方せんを受けるのであれば、一般的な保険調剤薬局と変わらないでしょう。

一般的な調剤薬局の薬剤師の年収は、500万円台がボリュームゾーンと言われます。

つまり薬剤師の平均年収は、漢方薬局の場合は「低い」、美容クリニックの門前薬局の場合は「平均並み」と考えていいのではないでしょうか。

美容関係で活躍する薬剤師の業務内容は?

美容関係で活躍する薬剤師はどのような業務を行っているのでしょうか。

美容クリニックの中での仕事を中心に見てみましょう。

漢方薬の処方がメイン

最近の美容クリニックでは、さまざまな施術が行われ、使用される医薬品も多種多様です。

その中でも、多く処方される薬のひとつが「漢方薬」です。

ニキビやシミなどの肌悩み、ダイエットなどは、クリニックで施術を受けただけですべて解消するわけではありません。

そのため、クリニックで施術を受けるとともに、体質改善を目的として漢方薬を取り入れるケースも多くあります。

漢方薬はもともと婦人科領域に効果が期待できるものも多く、美容クリニックを訪れる方のお悩みに合うケースも多いです。

女性の悩みだけでなく、薄毛に悩む男性にも漢方が合うことがあります。

また、漢方薬は体質に合えば高い効果が出ることもありますが、即効性はあまりないので、まずはきちんと服用することが必要です。

このような情報提供・服薬指導を適切に行うことも薬剤師として大切な仕事でしょう。

適応外処方にも対応することがある

美容クリニックで扱う薬の中には、「適応外処方」となる医療用医薬品もあります。

例えば、「ゼチーア」は脂質異常症の治療薬ですが、美容クリニックではダイエット目的で処方されることがあります。

また、「スーグラ」も糖尿病治療薬ですが、同じくダイエット目的で処方されることがあります。

このような医療用医薬品の適応外処方は、副作用のモニタリングが欠かせません。

サプリメントや健康食品と違い、医療用医薬品は大きな効果が期待され、その分副作用のリスクも高くなると言えます。

薬剤師は美容目的で服用する方に対しても、医薬品情報を適切にお伝えし、安全に使用していただけるよう援助する必要があるでしょう。

薬剤師が美容関係の職場で働くメリット

これまで、薬剤師が活躍できる美容関係の職場を見てきました。

では、薬剤師が美容関係の職場で働く「メリット」は、どのようなものがあるのでしょうか。

福利厚生で痩身や美肌等の施術が安く受けられる

美容クリニックに勤める場合、福利厚生として、痩身や美肌など施術が安く受けられるケースがあります。

これはスタッフの手技取得など、研修を目的とする場合もあります。

また、スタッフの容姿を整えることで、「このクリニックで施術を受けたら、こういう風になれる」ということを、来院する方に伝える目的もあるようです。

美容クリニックでの施術に興味があるという方は、嬉しい福利厚生ではないでしょうか。

駅近でオシャレな職場が多い

近年、美容クリニックは数を増やしており、それぞれのクリニックがしのぎを削っている状態です。

そのため、各美容クリニックは集客のための戦略をさまざま考えていますが、そのひとつが立地です。

「通いやすさ」は、美容クリニックを選択する決め手になることもあり、ターミナル駅周辺など駅に近い場所に出店するケースは多いです。

また、イメージを大切にする傾向があり、店舗の「オシャレさ」も重要なポイントです。

結果的に、勤務する立場となったときには「駅近でオシャレな職場」となりますね。

職場環境が良いことはやる気につながるのではないでしょうか。

人員体制に余裕がある

美容クリニックでは人員体制に余裕があるケースが多いです。

保険医療では、診療報酬・調剤報酬で価格が決まっており、利益を出すことが難しいです。

しかし、美容クリニックなどは一般的に自由診療で、価格設定が自由にできます。

利益を見込んだ料金設定にしても、評判などがよければ来院する方は十分いるでしょう。

その結果、人件費にかける費用に余裕ができ、人員体制に余裕ができると言えます。

人員体制の余裕は、仕事負荷を減らし、残業することなく仕事を終えられるなど、ワークライフバランスの充実にもつながるでしょう。

若手薬剤師が活躍している職場が多く、客層も若い

昨今の美容クリニックは老若男女問わず、さまざまな方が訪れるものの、やはり一番多い客層は20代から30代ごろの女性です。

この客層に対しては、悩みが共感でき、より適切なアドバイスができるなど、同世代の若手薬剤師が活躍する機会は多くなることも考えられます。

一般的な調剤薬局では、若手のうちは特に知識不足、経験不足を感じる機会も多いのではないでしょうか。

若手のうちから活躍できることは、モチベーションの維持につながり、やりがいも感じやすいかもしれませんね。

薬剤師が美容関係の職場で働くデメリット

次に、薬剤師が美容関係の職場で働く「デメリット」について考えてみましょう。

月8~9日休のシフト制が多く休日が少ない傾向にある

美容関係の職場で働く場合、月8〜9日休のシフト制が多く、休日は少ない傾向にあります。

美容クリニックの場合、土日祝日も診療をしているケースも多く、スタッフはシフト制での勤務が一般的です。

求人情報を見てみても、「月8〜9休・希望休2日」という記載がある場合があります。

この場合、希望して連休を取ることなどは難しいかもしれません。

遅めの時間や土日祝の勤務が多い

美容関係の職場は、遅めの時間や土日祝の勤務が多くなりがちです。

仕事終わりに受診したいというニーズに応えるため、遅くまで診療している美容クリニックも多いです。

その結果、クリニックに勤めるスタッフの仕事終わりは遅くなります。

また、休日に受診したいというニーズに応えるため、土日祝が診療日であることも一般的です。

土日祝の方が来院者が多いというケースも考えられるため、スタッフの休みは平日が中心となるようです。

薬剤師は美容に携われないこともある

薬剤師は美容医療に対し、「手技をする立場」として関わることはほぼありません。

医療的な施術を行うのは国家資格をもつ医師であり、看護師です。

そのため、美容クリニックなどでの薬剤師の仕事は、その職能を生かした薬の在庫管理・情報収集や来院者への服薬指導が中心となるでしょう。

「きれいになりたい」「悩みを解消したい」という方に直接触れ合う業務というよりは、サポートをする業務が主であることは理解しておいた方がいいかもしれませんね。

新薬情報が入ってこない

美容クリニックに勤務する場合、新薬情報を得ることがやや難しいです。

一般的に、調剤薬局や病院に勤務している場合、各製薬メーカーのMRが情報提供に訪れてくれるなど、新薬の情報は入ってきやすいです。

しかし、美容クリニックの場合、その領域にかかわるメーカーの出入りはあるものの、疾患の治療薬としての新薬情報は、基本的に入ってこないと思った方がいいでしょう。

もちろん、自ら能動的に情報収集し、知識を更新していくことは可能です。

OTCドラッグストアだと調剤スキルが落ちやすい

OTCドラッグストアで勤務する場合、OTCの知識がつく、カウンセリング力がつくなど得られる経験・能力もありますが、逆に、調剤スキルは落ちやすいとも言えます。

疑義を見抜く力、調剤・監査を素早く的確に行う力などは、経験を重ねてこそ得られる部分でもあります。

調剤業務から離れることでスキルが落ちる可能性があることは理解しておきましょう。

薬剤師が美容業界に転職する際におすすめの資格

薬剤師が美容業界に転職する際に、おすすめの資格があります。

どのようなものがあるのか、いくつか確認してみましょう。

美容系の資格はなくてもOK

薬剤師が美容業界に転職する際、必ずしも美容系の資格が必要かというと、そうではありません。

「薬剤師」の資格を持っていることは、それだけでひとつの強みです。

薬剤師になるうえで学んだ、生理学や薬理学、薬の知識は美容に関わるものも多いです。

特に美容系の資格を保持していなくても、美容系への転職にチャレンジできるでしょう。

日本化粧品検定

美容系の資格のひとつに「日本化粧品検定」があります。

文部科学省後援の公的資格で、1級と2級の2種類があります。

化粧品のプロを育成することを目指し、化粧品の成分や製品の種類・働きを中心に化粧品の歴史や法律に至るまで幅広い知識が試されます。

この日本化粧品検定は、美容系で唯一の公的資格であり、難易度・知名度も高いため、取得できれば、美容系の転職活動では有利になる可能性があります。

スキンケアアドバイザー

美容系の資格のひとつに「スキンケアアドバイザー」があります。

日本スキンケア協会が運営する、スキンケアの専門知識を持ったアドバイザーを育成するための民間資格です。

通信講座を受講し、課題レポートの提出により取得することができます。

知識を持った方に施術してもらえることは来院者の安心感につながるため、美容クリニックで施術を行う看護師などが取得するケースが多いようです。

ビューティーケアアドバイザー

美容系の資格のひとつに「ビューティーケアアドバイザー」があります。

この資格は、日本チェーンドラッグストア協会の認定資格です。

お客様に必要とされる人材の育成を目指し、主にドラッグストアの美容部員にこの資格取得が推奨されています。

しかし2020年以降新規募集は停止されているようです。

メディカルアロマセラピスト

「メディカルアロマセラピスト」という資格があります。

日本統合医学協会が運営しています。

アロマ(精油)がもつ薬理効果を、幅広い疾患の改善に役立てたり、身体の自然治癒力を高め心身を健全な状態へと導く「メディカルアロマセラピー」の専門家資格です。

「アロマテラピー」と聞くと美容系の資格と思いがちですが、これは医療分野でも役立つ資格と言えます。

実際、皮膚科・婦人科・心療内科などのクリニックで、このメディカルアロマテラピーを取り入れているところもあります。

薬剤師として持っている医療知識だけでなく、さらに違った角度で新たな知識・資格を得ることができれば、美容系の職場での存在価値も高めることができるかもしれませんね。

美容関係の薬剤師求人を効率よく探すコツ

美容関係の薬剤師求人はどのように探したらいいのでしょうか。
効率よく探すコツをご紹介します。

転職エージェントで非公開求人の紹介を受ける

「美容関係」に絞って転職活動をしたい場合は、転職エージェントを利用することがおすすめです。
特に大事なのは、転職エージェントに相談して「非公開求人」の紹介を受けられるようにしておくことです。

転職エージェントを見てみると、薬剤師の仕事の幅は広く、さまざまな求人情報があることがわかります。
しかし、「美容関係」と絞った場合には、数がかなり少なくなります。

転職エージェントは、登録しなければ非公開求人の紹介を受けられません。
数少ない情報を確実に入手するためには、非公開求人の情報も逃さないことが大切と言えるでしょう。

研修制度が充実しているかもチェック

美容関係への転職を希望する場合、研修制度が充実しているかもチェックしてみましょう。
美容業界での薬剤師求人は、まだまだ数が多くありません。

「研修制度」は、求人を出す企業側の受け入れ態勢の目安のひとつとも言えます。
研修制度が充実しているということは、業務内容もはっきりしており、長く雇用する意思があると捉えることができます。
信頼できる職場になりえるのではないでしょうか。

セルワーク薬剤師には非公開求人が多数あり!

既にご紹介したとおり、数少ない「美容関係求人」の紹介を受けるには、転職エージェントの中でも非公開求人の数が多い方が有利です。

薬剤師特化型の転職アドバイザーが在籍するセルワーク薬剤師には、非公開求人も多数あります。
アドバイザーへの無料相談サービスもあり、転職のプロのノウハウ・アドバイスも受けることができます。

転職が初めての方、どの転職サイトを利用しようか悩む方は、相談してみてはいかがでしょうか。

美容関係の薬剤師への転職で内定をもらうコツ

美容関係の仕事に薬剤師が転職する際に、内定をもらうコツを考えてみましょう。
事前にできる準備をしっかりして、希望の転職を叶えたいですね。

身だしなみは入念に整える

第一に、身だしなみを入念に整えましょう。
これは「美容関係」の仕事に就きたい場合に限りませんね。
身だしなみは第一印象を大きく左右します。

また特に美容関係の職場は美意識の高い人が多いため、身だしなみでのマイナスは大きな影響を及ぼす恐れもあります。
一緒に働きたいと思われることが内定獲得への第一歩です。

清潔感を大切に、身だしなみには十分注意しましょう。

スキンケアやコスメなど美容が好きなことをアピールする

スキンケアやコスメなど美容が好きなことは、大いにアピールしましょう。
好きなことを仕事にすることは、より熱心に取り組める、やる気が出ることにつながります。
また周囲で働く人に、いい影響を与える場合もあるでしょう。

採用する側としても、応募理由を「スキルアップ」「条件が良かった」と言われるより「美容が好き」と言われた方が好印象ではないでしょうか。
好きなことを仕事にしたい熱意をしっかりアピールしましょう。

職場にとって都合の良いシフトに入れることをアピールする

採用する側にとってありがたいのは、店舗事情によって、都合の良いシフトに入ってくれる人材です。
そのため、シフトに融通が利く人は採用されやすいです。

しかし、採用されたいからと言って、嘘をつくことは辞めましょう。
採用されることはひとつの目標ではありますが、その後の勤務に支障が出ては意味がありません。
自分のできる範囲でアピールをしましょう。

まとめ

  • 美容医療が身近になりクリニックが増えているので、薬剤師の需要も増えつつある。
  • 美容関係で薬剤師が働く際に必要な資格は特になし。
  • 福利厚生で痩身や美肌などの施術が安く受けられることもあり。
  • 美容関係の薬剤師求人は少ないが、転職エージェントを用いることで効率よく探せる。
セルワーク薬剤師

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