科研製薬はやばいの?評判や口コミを紹介!
医薬品企業への転職を考える際、会社の評判や口コミが気になるという方も多いのではないでしょうか。
今や、ネットで検索すると良い評判から悪い評判まで、さまざまな内容の口コミを見ることができます。
ここでは「科研製薬」について、その評判や口コミをご紹介します。
「やばい」という評判の信憑性や、薬剤師にとっておススメの転職先なのか、情報を整理して確認してみましょう。
良い評判・口コミ
科研製薬の口コミを見てみると、以下の良い評判が見られました。
「講演会などで土日出勤をすることもありますが、その分平日に休みを取ることは可能。
プライベートとのバランスは取りやすいかと思う。」
「基本的に休みは暦通り。昔に比べて有給がとりやすくなったのもあり、長期休暇も可能でプライベートで旅行などがしやすくなった。」
これらはワークライフバランスの取りやすさや、それに伴う働きやすさに対する高評価と言えるでしょう。
悪い評判・口コミ
科研製薬の口コミには、以下のネガティブな評判も見られました。
「女性もいるが、長期では働きにくいように感じる。
理由としては歴史ある会社だが、産休育休を取った人を聞いたことがなく、結婚し妊娠した人は退社している人が多いように感じる。」
「同期女性のほとんどは寿退社もしくは、他メーカーへ転職している。また、出産後も仕事をしている女性は稀である。まだ、出産後も女性が活躍できる体制が整っていないと思う。」
参考:https://www.vorkers.com/one_answer.php?vid=a0A2x00000AzixV&qco=5
これらは、女性の働きやすさや産休・育休の取りやすさに対する悪い評判と言えます。
2022年3月公表のデータによると、科研製薬の女性管理職比率は3.5%とのことです。
企業の女性管理職比率の平均が8.9%であることを見ると、低いと言えるでしょう。
しかし、2022年4月からの行動計画として、「女性管理職比率の7%以上」「女性育休取得率100%、男性育休取得率30%以上」を目指すことがあげられています。
今後の改善に期待される状況と言えるのではないでしょうか。
科研製薬の会社概要や事業内容
科研製薬は製薬企業ですが、その事業内容は多岐にわたります。
会社概要、事業内容について見てみましょう。
会社概要
科研製薬は1948年に理化学研究所をルーツとして設立されました。
「研究所」の研究開発力を礎に、医薬品の研究開発・製造販売を中心事業としています。
「一人でも多くの方に笑顔を取り戻していただくために優れた医薬品の提供を通じて患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上につとめる」という企業理念のもと、日本初・世界初の製品を世に送り出すなど、独自の強みを持っています。
現在は、医薬品事業にとどまらず、医療機器・農業薬品・飼料添加物・動物用医薬品の製造販売及び不動産の賃貸と幅広い事業を行っています。
医薬品事業
科研製薬は、「皮膚科」や「整形外科」といった治療領域において特に強みを持っており、この領域により注力して事業を展開しています。
これまで、皮膚科領域においては「フィブラスト」「クレナフィン」、整形外科領域では「アルツ」「ヘルニコア」を日本初・世界初の製品として発売しています。
国内では、2014年に発売したクレナフィン以降、2016年にはリグロス、2018年にヘルニコア、2020年にエクロックと新製品の発売が続いており、好調な業績を維持しています。
また今後は、既に海外展開されているクレナフィン・フィブラストなどにさらに品目を追加し、海外売上比率を上昇させることを戦略のひとつに上げています。
農薬・動物薬事業
医薬品の研究・開発で培ったノウハウを元に、安全性の高い農薬・飼料添加物・動物薬の研究開発・製造・販売を行っています。
特に、自社開発の「ポリオキシン」「ペントキサゾン」を含有した製品に力を入れ、国内外での販売を展開しています。
不動産事業
不動産事業は、主に財団法人理化学研究所より引き継いだ土地を再開発した「文教グリーンコート」の賃貸事業を行っています。
会社全体の売上高の3.2%をこの不動産事業が占めています。
科研製薬の過去5年の平均年収は791万円
科研製薬の過去5年の平均年収は791万円です。
製薬業界は給与水準が高い業界です。
日本全体の正規雇用の平均給与が496万円であることから、科研製薬の平均年収も約300万円高いことがわかります。
製薬企業における将来性は「パイプラインの有無」で見られる場合があります。
パイプラインとは新薬候補となる製品のことで、科研製薬では、7種類の開発中の製品が臨床試験に進んでいます。
これらが医薬品として承認・販売されれば、業績が上がることは間違いありません。
従業員の年収は業績に連動することが多いため、新製品の動向次第ではさらなる年収アップもあるかもしれません。
科研製薬の福利厚生
科研製薬の福利厚生について、見てみましょう。
以下は、ホームページ上の採用情報に記載されている福利厚生の一部です。
完全週休2日制(土日)、祝祭日、年末年始、お盆休、夏季休暇、
忌引休暇、産前産後休暇、年次有給休暇
アニバーサリー休暇、リフレッシュ休暇、骨髄移植ドナー休暇
育児休業、介護休業
借り上げ社宅、従業員持ち株会、住宅貸付金、短期貸付金、財形貯蓄 など
一般的な年次有給休暇だけでなく、特別な休暇制度が多い印象ではないでしょうか。
骨髄移植ドナー休暇など、医薬品企業ならではとも言える休暇もあります。
休みがきちんととれる、ワークライフバランスが取りやすいとの口コミもありましたが、福利厚生制度の充実もその一因と言えそうです。
薬剤師が転職を考え始めたら
薬剤師が転職を考え始めたら、薬剤師特化型の転職エージェントを利用することをおすすめします。
ホームページから科研製薬の採用実績を見てみると、中途採用者数は
- 2019年度1名
- 2020年度5名
- 2021年度3名
と、ごくわずかであることがわかります。
科研製薬に限らず、製薬企業は新卒採用がほとんどで、中途採用は少ないことが一般的です。
そのため、薬剤師として製薬企業への転職を考える際にはしっかり準備することが必要です。
薬剤師特化型の転職エージェントは、公開されている求人情報の他、非公開の求人情報を持っていることも多いです。
この非公開求人は転職エージェント登録者のみが見ることのできる情報であり、企業求人が含まれるケースもあります。
そのため、転職エージェントを利用することで、数少ない企業求人の情報を逃さずキャッチできるでしょう。
また、企業転職は面接対策などの準備も必要です。
転職エージェントに登録すると、アドバイザーのサポートを受けることが可能です。
アドバイザーからの的確なアドバイスは面接準備においても役立つでしょう。
転職に不慣れな方、プロの力を借りたいと思う方は薬剤師特化型の転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
おすすめの薬剤師特化型転職エージェント
次におすすめの薬剤師特化型転職エージェントをご紹介します。
転職エージェントも数多くあります。
特徴や強みを確認し、自分に合う転職エージェントを選択しましょう。
セルワーク 薬剤師
セルワーク薬剤師は全国約9万件の求人情報を扱う薬剤師特化型転職エージェントです。
アドバイザーへの無料相談、非公開求人情報など、登録するメリットは十分あります。
どの転職エージェントを選べばよいか迷う場合には、登録してみてはいかがでしょうか。
マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は業界大手の薬剤師特化型転職エージェントです。
大手ならではのノウハウ、数多くの求人情報を持っています。
また、全国14箇所の拠点があり、地方でも手厚いサポートが受けられることが特徴です。
不慣れな土地での転職活動などでは特に頼りになるのではないでしょうか。
ファーマキャリア
ファーマキャリアは「オーダーメイド求人」をウリとする転職エージェントです。
アドバイザー一人当たりが担当する薬剤師数を少なく設定しており、丁寧なサポートができる体制をとっています。
転職活動を相談しながら進めたい方にはおすすめです。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフは大手調剤薬局「日本調剤」グループが運営する転職エージェントです。
他の転職エージェントではあまり見られない「派遣求人」を多く扱っています。
正社員以外の働き方も考えている場合などは、選択肢が広がるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで「科研製薬」について、その評判や口コミも見ながら、情報を確認してきました。
「やばい」という評判について、はっきりと断定できる情報はありませんでした。
科研製薬は皮膚科・整形外科領域に特化し、高い研究開発力をもって事業を展開しています。
また、医薬品事業だけでなく農薬・動物薬事業においても、独自性の高い製品の研究・開発を進めています。
科研製薬の独自性・将来性に興味がある方は、チャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。
薬剤師が転職を考える際には薬剤師特化型の転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントの利用は、非公開求人情報やアドバイザーへの相談など、転職活動を有利にすることが可能です。
プロの力も借りて、自分の理想の転職を叶えましょう。
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