カワチ薬品はやばいの?評判や口コミを紹介!
カワチ薬品は、東証プライムにも上場している大手ドラッグストアチェーンです。
ドラッグストアというと、薬剤師の職場の中でも平均年収が高い水準にあり、人気の選択肢の一つとなっています。
そんな魅力的な職場であるドラッグストアの中でも、特にカワチ薬品はどのような職場となっているのでしょうか。
一口にドラッグストアと表現しても、日本には多くのドラッグストアがありますので、どの企業に就職するかによって大きな違いがあります。
今回はそんなドラッグストアの中でも、カワチ薬品についてご紹介していきます。
カワチ薬品の強みや将来性
カワチ薬品は、栃木県に本社を構える大手ドラッグストアチェーンであり、栃木や茨城といった北関東地域を中心に、346の店舗を展開しています。
2021年の売上高は2800億円を超えており、これはドラッグストアチェーン全体で10番目に位置します。
他の上位のドラッグストアチェーンの店舗数は1000を超えている所も多い為、店舗あたりの売上は非常に高いです。
カワチ薬品の大きな特徴として、郊外を中心に超大型の店舗を構えている点が挙げられます。
カワチ薬品の店舗の売り場平均面積はおよそ600坪にもなり、店舗によっては1000坪になる所もあります。
一般的なドラッグストアの店舗の売り場面積は200〜300坪程度の所が多いことを考えると、カワチ薬品の売り場面積がいかに大きいかわかります。
その広い売り場面積を活かして、カワチ薬品では非常に多くの商品を扱っています。
医薬品や生活雑貨はもちろん、食品や化粧品にも力を注いでおり、特に食品はカワチ薬品全体の売り上げ構成の半分近くの割合を担うほどの、主力商品となっています。
最近のドラッグストアは食品や生活雑貨も多く取り扱い、「薬を買うところ」から「薬も買えるスーパー」へと進化してきていますが、カワチ薬品はその流れの先駆けとも言えるドラッグストアなのです。
またカワチ薬品では次の3つのコンセプトを掲げています。
- ショートタイムショッピング・・・大きな道路沿いに店舗を構え、車で立ち寄りやすい
- ワンストップショッピング・・・生鮮食品以外の買い物が1度に済む
- エブリデイロープライス・・・お得な価格でありながら、高品質で安全な商品を提供
これらのコンセプトを見事に実現していることで、顧客からの支持を集め、人気のドラッグストアとなっているのです。
カワチ薬品の事業内容
続いて、「カワチ薬品」という企業についてご紹介します。
ドラッグストア事業
カワチ薬品の主な事業内容として、まず冒頭で説明した「ドラッグストア事業」があります。
単なる薬屋ではなく、「生鮮食品以外何でも揃う店」を目標にして、幅広い種類の商品を取り扱っている点が特徴です。
調剤薬局事業
次に、「調剤薬局事業」も行っています。
ドラッグストアとして多くの一般的な商品を取り扱うだけでなく、薬のエキスパートが所属する企業として、医療の専門である医薬品を扱う、調剤薬局としての機能も提供しています。
医師が処方した処方箋の通りの医薬品を患者に渡し、薬についての説明も行います。
この事業分野で多数の薬剤師の方が活躍しています。
カワチ薬品の歴史
カワチ薬品の歴史は長く、創業は1960年です。
当時の名前は河内薬品としており、一般的な薬局として営業していましたが、1996年に日本初の調剤薬局併設型のメガ・ドラッグストアを茨城にオープンさせ、パイオニアとして勢いに乗りました。
その後2002年には東証一部(現東証プライム)に上場し、順調に店舗数を増やして現在に至ります。
創業が栃木県なことから、特に最初の頃は北関東地域がメインでしたが、最近では他地域にも積極的に店舗を拡大しており、東京都、神奈川県、静岡県、東北地方にも勢力を伸ばしています。
カワチ薬品の売り上げ
カワチ薬品の2021年度の売上は2844億円であり、これはドラッグストアチェーン全体で10位に入る金額です。
成長率も100%を超えており、順調に成長している企業だと判断することができます。
コロナ禍もあり、現在はドラッグストアチェーン全体に追い風が吹いている状態なので、カワチ薬品もその例に漏れず、波に乗って順調に業績を伸ばしている状態です。
カワチ薬品の給与や働き方
実際に就職先、転職先の選択肢として考えた場合、カワチ薬品はどのような企業なのでしょうか。
新卒薬剤師の給与
まず、カワチ薬品で勤務する薬剤師には、「ナショナル社員」と「エリア社員」の2種類があります。
ナショナル社員は、転居を伴う転勤がある社員で、エリア社員は転居を伴う転勤がない社員です。
志望段階でどちらかを選択できるのですが、当然ナショナル社員の方が年収は高くなっています。
新卒薬剤師の場合は、ナショナル社員の場合は想定年収が560万円程度、月収でいうと35万円程度で、エリア社員の場合は想定年収が520万円程度、月収でいうと32万円程度になります。
実際は家賃に応じて更に住宅手当が出るので、実際の年収は想定年収よりも50〜60万点程度高くなります。
その他の待遇としては、年一回の昇給、年二回の賞与、時間外手当、役職手当、通勤手当等の手当があります。
大企業ということもあり、こういった待遇や手当は充実しています。
中途採用の年収
中途採用の場合は、それまでの経歴によって年収に大きな幅があるため、一概に金額を想定する事は難しいです。
参考までに求人サイトで調べてみると、提示されている年収は470万円から630万円となっています。他にも口コミサイト等を参照してみると、中途で入社して年収は600万〜700万円だった、といった口コミも見つかります。
カワチ薬品に正社員として中途で入社した場合、ナショナル社員の場合は年収600万円超えを十分に狙うことができる水準だと考えられます。
中途の場合は、正社員以外にも派遣やパートといった雇用形態もあるため、そういった雇用形態の場合の年収は500万円前後になることが多いようです。
カワチ薬品の給与と同業他社の給与を比較
転勤ありのナショナル社員で考えた場合、カワチ薬品の想定年収は業界トップの売上を誇るウエルシアと同程度の年収となります。
両方とも住宅手当も充実しているため、手取りで考えても高水準の給料を得ることができるでしょう。
しかし、ドラッグストアによっては更に高い年収を提示している所もあります。
カワチ薬品に中途採用された場合の出世はどう?
カワチ薬品は成長企業ということもあり、通年で中途採用を実施しています。
これはつまり、常に有能な人材を求めている、ということを意味しておりますので、中途で入社しても十分に出世を狙うことは可能だと考えられます。
業務の拡大に伴い上のポストも空きが増えていくので、優秀な人材であれば中途であっても出世していくことができるでしょう。
しかし、やはり転勤が可能なナショナル社員でなければ、出世を狙いにくい、という現実はあるようです。
ワークライフバランスについて
求人サイトを見ると、カワチ薬品の月平均残業時間は31時間となっています。
しかし実際の所、ドラッグストアに限らず小売り業界全体に言えることですが、企業単位で出している残業時間の平均データはほとんど意味がないと言えます。
と言うのも、小売り業界に勤める人の残業時間は、実際に勤務している店舗によって大きく異なっているからです。
その店舗に正社員やアルバイト含め、多くの人材がいれば、残業時間はそこまで長くならないですが、反対に人材が不足している店舗だと、平均よりも遙かに長い残業時間になることもあります。
カワチ薬品においても、店舗によって人材の状況は異なっているため、それに伴い残業時間も異なっているはずです。
新卒の場合は中々難しいですが、転職の場合は実際に働くことになる店舗と念入りに条件を確認しておくことをおすすめします。
カワチ薬品の福利厚生
先ほど簡単にご紹介しましたが、カワチ薬品の福利厚生について改めてご紹介します。
社宅制度(住宅手当)
カワチ薬品では、ナショナル社員の場合は月に5.5〜6.5万円の住宅手当が出るようです。
これくらいあれば、一人暮らしならば大半の物件に住むことができますので、十分な額だと言えます。エリア社員の場合は自宅から通える範囲の店舗に配属となる為住宅手当は支給されませんので、その点には注意が必要です。
育児時短勤務制度
カワチ薬品では、子供が小学3年生になるまで育児時短勤務制度も利用することができます。
育児があるからフルタイムでは働けないけど、薬剤師の資格を活かして働きたい、という方には魅力的な制度だと言えます。
30分単位で取得することができるので、家庭の事情に合わせて柔軟に調整することが可能です。
またカワチ薬品の育児休暇の取得率は非常に高く、子育てサポート企業として「くるみん」及び「プラチナくるみん」にも認定されています。
子育てと仕事を両立しやすい職場として、国からも認められている企業なのです。
その他の福利厚生
その他にも多くの福利厚生制度が揃っています。産休や育休、慶弔休暇といった休暇制度はもちろん、社割制度や社員持株会、退職金や財形貯蓄等、安心して長期間働くことができる職場となっています。
カワチ薬品の教育・研修システム
カワチ薬品では充実した教育、研修を受けることができます。
新卒の場合は、入社前から通信教育で社会人としての基礎を学び、入社後は3年目まで段階を追って薬剤師としてのスキルを磨く研修があります。その他にも店頭にてOJTが実施され、調剤業務、ドラッグストア業務の両方について、しっかりと学ぶことが可能です。
その後は店長候補者向け教育や幹部教育といった、キャリアアップに向けた研修も受けることが可能です。
新卒でも中途でも、安心して働いていく事が可能となっています。
カワチ薬品での薬剤師のキャリアステップ
カワチ薬品では、店舗で勤務して経験を積んだ後、まず管理薬剤師(薬局長)となります。
その後は店長や副店長としてマネジメントを学んでから、本社勤務となり、調剤エリアサポートや運営開発業務に携わる、というキャリアパスが多いようです。
薬剤師が転職を考え始めたら
転職を考えている薬剤師の方は、薬剤師に特化した転職エージェントを利用することをおすすめします。
医療業界は一般的な職業とは異なる点も多い、特殊な業界となっているので、普通の転職エージェントでは情報収集やキャリアアドバイスなどの面で不利となってしまうかもしれません。
薬剤師に特化したエージェントなら、特徴の多い医療業界についても熟知しているため、多くの点において普通のエージェントよりも有利に動くことが可能になります。
おすすめの薬剤師特化型転職エージェント
さらにここで、薬剤師に特化した転職エージェントの中でも、更におすすめできるものをご紹介します。
セルワーク 薬剤師
セルワーク薬剤師は、検索条件を細かく指定できる点と、エージェントに無料で相談できる点が強みの転職エージェントです。
細かく条件を指定することで、自分の希望にピッタリ当てはまる求人を見つけやすくなっています。
またエージェントに無料で相談できるので、転職の意思が固まっていない方も、自分のキャリアについて気軽に相談することが可能です。
1度相談してみることで、転職も含めた自分のキャリアの可能性に気付くことができるでしょう。
マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、大手マイナビグループが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。
マイナビは他にも医師や看護師専門の転職エージェントを運営しているため、医療業界へ深いコネクションを持っています。
またグループ全体で数多くの実績を持っているため、初めての転職に不安がある方もサポートを受けながら安心して転職に挑戦することが可能です。
ファーマキャリア
ファーマキャリアは、自分の希望に合った求人をオーダーメイドで用意してくれる転職エージェントです。
希望者のニーズに合わせて求人先と交渉することで、ニーズにピッタリと合った新しい求人を用意してくれます。
他では見つけられなかった希望通りの求人も、ファーマキャリアを利用すれば見つけることができるでしょう。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフは、薬局チェーンの大手である「日本調剤」が運営する転職エージェントです。
医療業界とのコネクションが深く、組織力を活かして多くの求人を用意しています。
日本調剤というバックがあるからこその求人もあるので、ここでしか見つけられない求人も数多く存在しています。
まとめ
- 実際はカワチ薬品はやばくない
- カワチ薬品は給与も安定しており福利厚生も充実している
- 薬剤師におすすめの転職エージェントはセルワーク 薬剤師
ここまで本記事をご覧頂きありがとうございました。
カワチ薬品は成長中の大手ドラッグストアチェーンであり、平均年収は高水準です。
福利厚生も充実しているため、魅力的な職場だと言えるでしょう。
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