サンドラッグはやばいの?評判や口コミを紹介!
転職先を探すときには、候補となる企業の情報を検索してみるという方も多いのではないでしょうか。
ネット上には良い評判から悪い評判までさまざまな情報がありますね。
ドラッグストアチェーンの「サンドラッグ」にも、ネット上で「やばい」という口コミを見たという情報があります。
この「サンドラッグ」がやばいという情報について、信憑性はどうなのか、薬剤師が勤める際の会社の評判や口コミをご紹介します。
参照:https://www.openwork.jp/company.php?m_id=a0910000000Fs4Z
サンドラッグの良い評判
サンドラッグのネット上の口コミ情報には、さまざまな良い評判があります。
中でも、よく見られる口コミが、「研修制度が充実している」「人材育成への意識が高い」といった、教育制度を評価する声です。
同業他社には見られないOTCの教育プログラムなど、サンドラッグならではの教育制度は全体として評判がいいです。
また、「産休育休制度・時短勤務制度などが充実している」「男性の育休取得者も多い」と会社として子育てを支援する姿勢が見えることも評判が良いようです。
サンドラッグの悪い評判
サンドラッグの悪い評判には次のような内容があります。
- 土日・年末年始などに休めない
- 休みは取れるものの、出勤日の勤務時間が長い
- 配属店舗が遠く、通勤が大変
- 遠方の店舗への応援が多い
ドラッグストアは土日が出勤日となりがちです。
希望休を取れるなど会社の制度上のフォローはありますが、不満を感じやすい部分ではあるようです。
また、「配属店舗は住所地から通勤可能な店舗」との規定があるものの、90分以上かかる店舗に配属されたという声もありました。
「サンドラッグ」の悪い評判は、勤務時間・勤務地などの条件面で多く、仕事内容に関しては少ないようです。
サンドラッグの企業情報・事業内容
サンドラッグの企業情報や事業内容について順に見ていきます。
ドラッグストア事業
サンドラッグの中心となる事業が「ドラッグストア事業」です。
サンドラッグは、他社のドラッグストアとは違った店舗運営システムを持っています。
それが「1店舗2ライン制」という、店舗スタッフを「カウンセリング販売スタッフ」と「運営スタッフ」の2つに分け、それぞれ業務を分担して行う制度です。
薬剤師であってもレジ打ち・品出しなどの業務をするドラッグストアも少なくありません。
しかしサンドラッグでは、運営スタッフが店舗運営・マネジメント業務を担い、薬剤師はOTC販売を中心にカウンセリング業務に注力することができます。
仕事分担を明確にすることで、それぞれの専門性を生かし、より職能が発揮できる仕組みと言えるでしょう。
調剤薬局事業
サンドラッグでは調剤薬局併設の店舗、調剤専門の店舗も運営しています。
その数は、2020年度末時点で1216店舗中、103店舗。
数自体は多くないものの、総合病院前の店舗や医療モールに併設されている店舗もあります。
幅広い処方せんを受けるこれらの店舗を「研修店舗」と位置づけ、若手薬剤師の教育も積極的に行っているようです。
また、調剤薬局にはバーコードを用いた調剤過誤防止システムや、サンドラッグ独自の「カメラ監査指導システム」が導入されています。
カメラ監査指導システムとは、調剤専任の指導薬剤師や本部の調剤マネージャーなどがカメラを通して監査をし、いかなる状況でも複数の薬剤師による監査ができるシステムです。
会社として、調剤過誤防止に対する意識の高さがうかがえます。
ディスカウントストア事業
サンドラッグは2009年に「ダイレックス」というディスカウントストアを子会社化しています。
佐賀県で設立され、九州地方から西日本を中心に店舗数を広げ、2022年10月時点で全国に344店舗。
ディスカウントストアの名の通り、食料品から衣類・家電などさまざまな商品を安く販売し、医薬品も取り扱っています。
サンドラッググループの約4割の売上高をこのディスカウントストア事業で上げています。
サンドラッグ過去5年の平均年収は528万円
サンドラッグの過去5年の平均年収は528万円との情報があります。
有価証券報告書のデータから出した数字であり、正確な情報ですが、これは全社員平均であり、薬剤師平均年収ではありません。
サンドラッグの薬剤師のみの平均年収の正確なデータは公表されていないので、初任給から見てみます。
サンドラッグの初任給は、調剤コースで308,750円〜376,750円(薬剤師手当10万円含む)、OTCコースが328,750円〜396,750円(薬剤師手当12万円含む)とのことです。
ドラッグストア最大手企業「ウエルシア薬局」の募集要項では、初任給355,000円とのことですので、ほぼ同じです。
ドラッグストアに勤める薬剤師の平均年収は500万円〜600万円がボリュームゾーンと言われており、サンドラッグの薬剤師の年収も、同程度と思われます。
サンドラッグの売上推移
「サンドラッグ」の売上推移を見てみましょう。
売上高 | 経常利益 | 営業利益率 | |
2022年3月期 | 6487億円 | 347億円 | 5.25% |
2021年3月期 | 6343億円 | 382億円 | 5.89% |
サンドラッグの売上高はドラッグストア業界の中でもTOP5に入ります。
経済産業省の企業活動基本調査(2021)によると、売上高営業利益率は小売業平均が2.8%です。
サンドラッグの営業利益率は5%を超えていることから、経営状況は安定していると考えていいでしょう。
しかし、気になるデータもあります。
ここ1年間の店舗増加が少ないことです。
2021年の1年間で、サンドラッグでは38店の店舗増加がみられました。
ドラッグストア業界における店舗増加率トップは「クスリのアオキ」で、234店の店舗増となっています。
新店舗のオープンには初期投資や人材の確保など、負担となる部分も多いですが、会社としての知名度・利益の上昇にもつながります。
ドラッグストアは業界全体として拡大傾向にありますが、マツモトキヨシとココカラファインなど大手同士のM&Aも見られます。
「サンドラッグ」の今後も、はっきりとした先行きを見るのは難しくなっていますね。
サンドラッグの教育・研修カリキュラム
サンドラッグの薬剤師教育・研修カリキュラムには他のドラッグストアでは見られない、独自のものがあります。
まず、入社時点で「調剤コース」か「OTCコース」かを選択します。
どちらも2年間の研修コースで、薬剤師としての技術・知識・経験を高めていきます。
3年目からは引き続きそのコースを深めるほか、違う分野への変更も可能です。
同期で集まって座学で学ぶ月1回の「集合研修」と所属店舗で業務を行いながら学ぶ「現場教育」の2つを連動させ、学んだ知識を現場で生かしやすいシステムで研修が行われています。
また、サンドラッグに特徴的な教育システムに「入社15年教育プログラム」があります。
調剤業務・OTCカウンセリング業務などはもちろん、介護予防や漢方、コミュニケーション力やマネジメントスキルなど、15年かけてさまざまなことを学べる教育プログラムです。
15年という長期間の教育・研修カリキュラムがある会社は珍しいでしょう。
薬剤師は離職率の高い職業とも言われ、日々同じような仕事をしているように感じてモチベーションが維持できないという声もあります。
さまざまな教育プログラムがあり、成長し続けることができるのは、「やりがい」にもつながるのではないでしょうか。
サンドラッグの福利厚生
ここで、サンドラッグの福利厚生を見てみましょう。
特にサンドラッグは子育て支援に関する福利厚生制度が充実しています。
「子育てサポート企業」としての厚生労働大臣の認定を受けた証である「プラチナくるみん」の認定も受けています。
内容を順にご紹介します。
育児休業延長制度
サンドラッグには「育児休業延長制度」があります。
国が定める「育児・介護休業法」では対象期間が「原則子どもが1歳になるまで」とされています。
しかし、サンドラッグでは入社2年以上の正社員は子どもが3歳になるまで延長して休業できます。
育児短時間勤務延長制度
サンドラッグには「育児短時間勤務延長制度」があります。
国が定める「育児・介護休業法」の中にある「短時間勤務制度」では「子どもが3歳になる誕生日の前日まで」短時間勤務が可能とされています。
サンドラッグではこの育児短時間勤務制度の期間延長が可能です。
「子ども3歳」が「中学校1年生」まで、約10年延長できます。
復職フォロー制度
サンドラッグには「復職フォロー制度」という独自の制度もあります。
勤続4年以上の方が出産などにより退職した後、サンドラッグに再就職したい場合、退職した時点の役職・給与などを考慮して再雇用する制度です。
再雇用時の勤務形態も、準社員やパートなど選択することができるそうです。
薬剤師が転職を考え始めたら
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サンドラッグはやばいのかどうかまとめ
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