ファーマみらいの評判や口コミを紹介!
ファーマみらいは関東地方を中心に全国で300店舗以上を展開する調剤薬局チェーンです。
このファーマみらいについて、ネット上での評判や口コミを中心に、どんな会社なのかご紹介していきます。
特に、転職をお考えの方は、年収や福利厚生など気になる点も多いのではないでしょうか。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
良い評判・口コミ
ファーマみらいの良い評判に以下のものがありました。
「産休・育休取得率はかなり高いです。実感としてほぼ100%。女性社員はかなり多いので、育児での休みは理解があり働きやすいと思います。」
(参考:https://www.vorkers.com/one_answer.php?vid=a0A2x00000AzLoh&qco=5)
「育児休暇を2回取得しました。産休前の切迫で入院したり、自宅療養したときにも会社から手当を出してもらい、お金の心配をせずにお休みすることができありがたかったです。」
(参考:https://www.vorkers.com/one_answer.php?vid=a0A1000002SQFzd&qco=5)
調剤薬局は業界として女性比率が高いです。
産休・育休が対象となる社員も多いため、この制度が充実していることは働きやすさにつながりそうですね。
悪い評判・口コミ
ファーマみらいの悪い評判に以下のものがありました。
「不正請求による業績悪化、昇給なしに変わった。」
(参考:https://www.vorkers.com/one_answer.php?vid=a0A2x00000B0lgR&qco=8)
ファーマみらいの不正請求が話題になったことをご存じでしょうか。
2021年に2件、2022年に入ってからもファーマみらいの調剤薬局の店舗が「保険指定取り消し相当の行政処分」を受けることになりました。
いずれも、いわゆる処方せんの「付け替え」と言われる、他薬局で行った調剤を自局で行ったかのようにしたという不正が原因です。
不正を行った店舗が1店舗にとどまらず、増えていることでさらに印象が悪化していると言えるかもしれません。
ファーマみらいの事業内容や会社概要
ここでファーマみらいの事業内容・会社概要についてご紹介します。
ファーマみらいは調剤薬局として知られていますが、他にも事業を行っています。
各事業も順にご紹介します。
会社概要
ファーマみらいは2013年にできた調剤薬局チェーンです。
しかし、このファーマみらいは、2013年に新しく創業したわけではありません。
もともとは1977年に創業したみどり薬局が基になっています。
各地の調剤薬局チェーンなどの子会社化や合併を繰り返し、2013年に新しく「ファーマみらい」として再編成されたという経緯です。
2022年3月末時点で全国に367店舗を展開しています。
医薬品卸の「東邦薬品」を含む、東邦ホールディングスのグループ企業です。
事業の内容としては、中心となる保険調剤事業の他、在宅医療・地域活動・PFP事業・介護事業などを行っています。
保険調剤
ファーマみらいの中心事業は「保険調剤事業」です。
ファーマみらいの運営する調剤薬局は地域密着型の「かかりつけ薬局」として、患者様や地域社会への貢献を目指しています。
また、東邦ホールディングスのグループ企業であることを強みとし、グループ会社が持つ調剤システム・調剤機器・在庫管理システムなどを活用して業務を行っています。
このようなグループ会社のシステムを活用することで、経営効率・時間効率を高めることができ、薬剤師は患者様と直接話す対面業務の時間を増やすことができているようです。
在宅医療
ファーマみらいは「在宅医療」にも注力しています。
東北から沖縄まで各地の薬局で在宅医療を行っています。
在宅医療においては、医師や看護師はもちろん様々な職種がチームとしてケアにあたります。
その中で、ファーマみらいの薬剤師は、薬の説明をしたり、相談を受けたりすることはもちろん、薬剤師目線で気づいたことなどをフィードバックし、チーム内で共有するなどきめ細かなケアを行うよう取り組んでいるとのことです。
また、必要だと思われる患者様に対しては、薬剤師から在宅導入の提案を行うなど、全社員が在宅医療への意識を持って業務を行っているそうです。
PFP事業
PFP事業とは「医薬品の分割販売事業」です。
PFP は”Pharmacy For Pharmacies”の略称で、「薬局のための薬局」を意味します。
あまり出ないお薬を100錠包装1箱で購入し、期限切れを起こしてしまうというのは調剤薬局としてよくある困りごとではないでしょうか。
1シート単位、1本単位などでの分割購入ができるシステムは在庫管理上、非常に助かるシステムです。
このPFP事業は1998年に東邦グループが初めて始めたシステムです。
介護事業
ファーマみらいは介護事業も行っています。
居宅介護支援事業所を運営し、介護プランの作成など、介護を必要とする方がより適切な介護を受けられるよう支援しています。
また、福祉用具販売貸与業務も行っており、福祉用具を必要とする方がより快適な生活を送れるような事業も行っています。
ファーマみらいには福祉用具専門相談員資格を有したスタッフも従事しているそうです。
ファーマみらいの年収について
ファーマみらいの年収についてご紹介しましょう。
ファーマみらいの「年収・給与制度」 OpenWork (vorkers.com)
OpenWorkでは、ファーマみらいの薬剤師の平均年収が539万円と出ています。
このデータは数が少ない統計データのため、実際とはやや異なる可能性もあります。
しかし、一般的な調剤薬局の平均年収は500万円台がボリュームゾーンと言われ、ファーマみらいの年収についても、同じくらいと捉えることが出来そうです。
また、年収・給与制度に関する口コミには、以下のような声がありました。
「卸部門の成績により、賞与や昇給が少ない場合がある。」
「年収は大手とかわりない。」
「年収:650万円 給与制度の特徴: 給与制度: 卸部門の成績により賞与や昇給が少ない場合がある。 年… ファーマみらい OpenWork (vorkers.com)
「基本給はとても低いです。その分薬剤師手当などで補完されていますが、ボーナスはあまり期待できません。」
「給与制度の特徴: 給与制度: 基本給はとても低いです。その分薬剤師手当などで補完されていますが、ボー… ファーマみらい OpenWork (vorkers.com)
東邦ホールディングス内の会社であるため、グループの他会社の業績による影響が出ることもあるようです。
ボーナスが少ないとの声がありますが、平均年収が他社と同程度となると、手当が多いということでしょうか。
トータルの年収が同じ場合、ボーナスよりも月々の給与が多い方がよいという方は、いいかもしれませんね。
ファーマみらいの福利厚生
ファーマみらいの福利厚生をご紹介します。
ファーマみらいは先述した通り、東邦ホールディングスに属しています。
採用情報や福利厚生は東邦ホールディングスに準ずるようですので、そちらの情報から詳細をご紹介していきます。
借り上げ社宅
公式HP情報では、福利厚生制度のひとつに「寮・借り上げ社宅」があります。
また、口コミサイトには、「転勤ありのコース選択をすることで、住宅手当として家賃の9割補助がある」との情報もありましたが、数年前の口コミであり、現在維持されているかはわかりません。
(参考:https://en-hyouban.com/company/10013271429/kuchikomi/4011306/)
東邦共済会
「東邦共済会」という制度があります。
- 冠婚葬祭や長期入院の際、慶弔見舞金支給
- 従業員の親睦のための事業活動費支給
- 従業員が出品できる東邦美術展・東邦写真展開催 他
共済会の制度があると、万が一の入院などの際に助けられることがあるかもしれませんね。
育児時短勤務制度
ファーマみらいの育児時短勤務制度は詳細がわかりませんでした。
しかし、実際育児時短勤務制度の利用者はいるようです。
また、「産休・育休の取得率が高い」「育児に理解がある」といった声が多く聞かれるなど、会社としての育児支援の体制は充実しているのではないでしょうか。
保養所
熱海・白浜・八千穂・千倉と全国4ヶ所に保養所を保有しています。
従業員は1泊500円で宿泊可能とのことです。
ファーマみらいの研修・教育制度
ファーマみらいの研修・教育制度をご紹介します。
新卒採用の募集要項によると、ファーマみらいとして単独の研修システムではなく、東邦ホールディングスの研修システムとなっているようです。
東邦ホールディングスならではの研修も多いので、特に特徴的なものをご紹介します。
新人研修
新人研修の中に「実地研修」があります。
分割販売事業所・医薬品卸営業所・調剤薬局店舗にて業務や職種の理解を深めることが目的とのことです。
調剤薬局グループの新人研修に、分割販売事業所・医薬品卸営業所が含まれるのは、東邦ホールディングスならではでしょう。
また、新人「実践」研修という研修においても、営業所研修・物流研修などの独自の研修があります。
職能別研修
職種に応じた内容で、知識の定着、最新情報の収集などを目的とした研修になっています。
下記の例は新卒採用サイトの情報を抜粋しています。
- ENIFvoice(音声認識薬歴作成支援システム)を活用した対面入力の服薬指導研修
- 認定薬剤師養成研修
- 専門薬剤師養成研修 他
ファーマみらいでのキャリアステップ
ファーマみらいでのキャリアステップにおいても、東邦ホールディングスならではの強みがあります。
グループ間を超えて、幅広いキャリアパスの選択肢があります。
- 薬局長からブロック長などのマネジメント業務
- 採用担当や研修担当などの本社業務
- 医療機関へのDI業務や医薬品の管理、システム開発
- 大規模病院での研修を通して、専門・認定薬剤師資格取得を目指す
これらの例はファーマみらいのHPから抜粋しています。
他、商品開発に薬剤師が携わる例もあります。
ファーマみらいでも使われている音声認識薬歴作成支援システム「ENIF voice(エニフボイス)」は薬剤師も開発段階から介入し、東邦ホールディングスで自社開発されたものです。
また、グループ内で医薬品卸業もしていることから、各営業所の管理薬剤師というキャリアステップもあります。
ファーマみらいのワークライフバランス
次に、ファーマみらいのワークライフバランスについて、育児休暇・残業時間・有給・離職率を指標にしてみていきます。
育児休暇の取りやすさ
育児休暇の取りやすさに関しては、「取りやすい」との口コミが多いです。
産休・育休が取りやすいというのは、バックアップ体制があってこそです。
会社としてフォローする体制を整えていると評価できるのではないでしょうか。
「産休育休は取りやすい様子。大手だけあってその辺りはしっかりしていると感じる。グループ会社は異なる場合… ファーマみらい OpenWork (vorkers.com)
「産休、育休制度がしっかりとしていて女性には働きやすい職場だと思います。職業上女性が多いので女性の管理… ファーマみらい OpenWork (vorkers.com)
残業時間
残業時間は、「店舗による」という口コミが多いです。
これはファーマみらいに限ったことではなく、調剤薬局全般においてですが、店舗差が生じることはやむを得ない部分もあります。
ただし、忙しい店舗に対する支援の有無などで会社の考え方が見えるでしょう。
転職をお考えの方は、人の足りない店舗へのヘルプ・フォローの体制については確認しておいた方が安心かもしれません。
「店舗による。私の勤務する店舗は人が充足しているのでいいが、人が足りていない店舗は休みも取れず大変そう… ファーマみらい OpenWork (vorkers.com)
有給の消化率について
2020年の実績によると、平均有給休暇取得日数は11. 3日とのことです。
2018年働き方改革関連法案が成立し、年次有給休暇を10日以上与えられる労働者は、年5日以上の有給を確実に取得しなくてはなりません。
ファーマみらいにおいても年5日の有給取得が厳守されています。
しかし、やはり店舗事情によっては有給を取得しづらいと感じるケースもあるようです。
「残業などは、配属店舗次第です。 最近は、残業時間もうるさく言われているので、残業の削減にも取り組んで… ファーマみらい OpenWork (vorkers.com)
「店舗によりますが、全体的に薬剤師不足だと感じます。少人数で営業している薬局の場合ヘルプも呼べないこと… ファーマみらい OpenWork (vorkers.com)
離職率について
はっきりとしたデータは見つけられませんでした。
離職を考える場合の理由のひとつに「人間関係」があります。
ファーマみらいは調剤薬局の店舗が多いため、ひとつの店舗でうまくいかなくても異動をするという対応が可能です。
全国展開のため、結婚などで転居する場合などにも対応できます。
また、「違う仕事をしてみたい」という希望に対しても、東邦ホールディングス内で職種を変えることができるでしょう。
離職を考えた場合にも、それを回避する選択肢があることから、離職率はそれほど高くないと予想できるのではないでしょうか。
ファーマみらいの評判まとめ
ファーマみらいについて、口コミ・評判を中心にご紹介しました。
近年、処方せんの「付け替え」が問題視され、やや悪い評判も出ています。
しかし、東邦ホールディングスのグループ会社として、自社開発システムを使い調剤業務の効率化を図ったり、在宅医療に力を入れたり、健康サポート薬局としての機能を高めたり、これからの調剤薬局・薬剤師業務を見据えた取り組みも多くしています。
また医薬品卸業をグループ会社に持つことでのキャリアステップなど、ファーマみらいの薬剤師には、キャリアステップの選択肢が幅広いというメリットもあるでしょう。
これまでの情報からファーマみらいにご興味を持たれた方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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