たんぽぽ薬局の評判や口コミを紹介！
たんぽぽ薬局は、東海地方の方にはおなじみの調剤薬局かもしれませんね。
岐阜や愛知など、東海地方を中心に展開する調剤薬局チェーンです。
この「たんぽぽ薬局」について、ネット上のさまざまな情報から、評判や口コミを中心に、どのような会社なのかをご紹介していきます。
特に転職をお考えの方の参考になれば幸いです。
良い評判・口コミ
たんぽぽ薬局に対して、次のような良い評判・口コミが見られました。
- 「総合病院前に店舗が多く、勉強になる。1店舗あたりのスタッフの人数も多いので、コミュニケーションが必要となり、チームで働く面白さも感じられる。」
- 「外来業務ではガン、膠原病など、小さなクリニック門前では関わることのあまりない患者様と接することができ、自分の意欲次第で勉強になる。」
- 「総合病院門前にある店舗が多いので、比較的多くの薬を取り扱うことができます。また、法令遵守の意識も高く、薬局薬剤師としてさまざまなことを学べます。」
このように、たんぽぽ薬局については、総合病院前に店舗が多いことに対し、メリットがあると感じる方が多いようです。
特に、基幹病院前の店舗は持ち込まれる処方せんの内容も多岐にわたるため、「勉強になる」という声がよく聞かれます。
たんぽぽ薬局には、基幹病院前の店舗だけでなく、クリニックや診療所などの門前薬局での出店もあります。
さまざまな出店スタイルの店舗があることは、自分の働き方の希望により、選択できる幅が広いというメリットもありますね。
(参考:https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0C30000006Fp1A)
悪い評判・口コミ
たんぽぽ薬局に対して、次のような悪い評判・口コミが見られました。
- 「店舗によっては、ワークライフバランスを保てないと思った。」
- 「平日休日、祝日含め携帯当番があり、たくさん電話がかかってくる店舗だと休みの日も電話が…」
このように、店舗間で業務に差があることに関してデメリットの声がいくつか見られました。
しかし、このような店舗間での業務の差に関しては、たんぽぽ薬局に限らず、他の調剤薬局などでもよく聞かれます。
転職を考えている方は、忙しい店舗へのフォローの体制や、携帯当番時の手当なども確認してみることをおすすめします。
(参考:https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0C30000006Fp1A)
たんぽぽ薬局の事業内容
たんぽぽ薬局は、保険調剤薬局の経営を中心に、医療機器・医療用具・衛生材料の販売、介護用品の販売、在宅関連事業と、薬局・介護関連の幅広い事業を行っています。
中心事業である保険調剤薬局事業は、1996年に岐阜市内に1号店をオープンさせ、徐々に店舗数を増やした結果、東海地区でのシェアはNo.1となりました。
2022年7月時点で全国に147店舗を展開しています。
売上高も徐々に増えており、2022年3月期には465億円と過去最高となっています。
たんぽぽ薬局の特徴
たんぽぽ薬局の特徴のひとつは、地域の大学病院や特定機能病院などの前に出店していることです。
地域の基幹病院といえる大病院やがん診療連携拠点病院の前などの店舗が多く、抗がん剤や抗HIV薬などの特殊な薬剤の調剤を行う体制も整えています。
現在、国は調剤薬局に対し、腫瘍用薬などの特殊な薬剤を取り扱える機能「高度薬学管理機能」を有することを求めています。
たんぽぽ薬局を訪れる患者様の使用薬剤中の腫瘍用薬使用割合は20.3％に達します。
全国平均は9.2％（厚労省）ですので、たんぽぽ薬局の「高度薬学管理機能」の充実ぶりがわかりますね。
また、たんぽぽ薬局は、愛知県49店舗を筆頭に、東海・北陸・関西・四国のエリアで店舗を展開しています。
このエリアを広げすぎず、地域密着型の出店を続けていることも特徴のひとつと言えます。
たんぽぽ薬局の薬剤師のOpenWorkでの平均年収は449万円
たんぽぽ薬局の薬剤師の平均年収は、OpenWorkにおいて、449万円となっています。
一般的に、調剤薬局の薬剤師の年収は500万円台がボリュームゾーンと言われます。
このOpenWorkのデータは回答者が少なく、実際の年収とは差があるかもしれませんが、これだけを見ると、たんぽぽ薬局はやや少ない印象ですね。
たんぽぽ薬局の給与形態は、勤務コースによって変わります。
- ホームコース
- エリアコース
- ナショナルコース
- 出店エリア外コース
- 関西→東海コース
転居を伴う異動はなし、エリアと呼ばれる地域内での異動がある、出店エリア全域での異動があるなど、勤務範囲が異なり、自分の意思での選択が可能です。
選択したコースによって、条件を満たす場合には、家賃の補助などの住宅手当や赴任手当がつきます。
新卒採用の募集要項では、初任給は270,000円〜346,000円（薬剤師手当・住宅手当・赴任手当含む）とのことです。
初任給が最高額の場合、早い段階で500万円に近い年収に到達することが予想されます。
たんぽぽ薬局の給与水準が特別低いといったことはないのではないでしょうか。
たんぽぽ薬局の福利厚生
次にたんぽぽ薬局の福利厚生についてご紹介します。
住宅手当
先述した通り、たんぽぽ薬局は自ら勤務地コースを選択します。
この中で、転居を伴う異動があるコースを選択した場合には、その住居・生活費を支援する住宅手当などが受けられます。
具体的な内容の一部がこちらです。
- 家賃補助90％
- 水道光熱費補助
- 生活費補助（コースによる）
- 引っ越し費用・引っ越しに伴う交通費は会社負担
非常に手厚い内容であると言えるのではないでしょうか。
たんぽぽ薬局はエリアを絞った出店をしており、本州を中心とした範囲内での転勤となります。
北海道や沖縄など遠方への異動はないことから、異動しやすいとの声もあるようです。
育児支援
たんぽぽ薬局は女性比率が80％を超えています。
そのため、育児支援は「一人ひとりがいかにして仕事と家庭を両立できるか、継続就業ができるかのツール」と捉えているそうです。
実際の育児支援の内容を一部ご紹介します。
- 育児休業期間：子どもが2歳に達するまで。一子につき4回まで断続して取得可能。
- 育児短時間勤務：子どもが小学校1年生の年度末まで、15分単位で最大2時間30分まで短縮可能
- 病時・病後児保育の保育料を一部補助
このように、たんぽぽ薬局の育児支援制度は、国の育児介護休業法の規定を超える条件での制度となっています。
2007年には、子育てサポート企業として「くるみん認定」を受け、2016年には女性活躍推進企業として「えるぼし認定」を受けています。
どちらも調剤薬局業界で初めての認定企業であり、会社としての意識の高さがうかがえるのではないでしょうか。
たんぽぽ薬局の研修・教育制度
次にたんぽぽ薬局の研修・教育制度をご紹介します。
たんぽぽ薬局の研修システムは「一人一人のレベルに応じて成長・活躍を継続的に支援するラダー方式による研修制度」を基本としています。
新入社員のスタートアップ研修から、その後「ラダーⅠ〜Ⅳ」までを順に受講していきます。
初年度の1年間はOJTトレーナーがマンツーマンで指導にあたります。
ラダーⅣまで修了した後は、薬剤師としてさらにエキスパートを目指すだけでなく、薬局長やマネージャーを目指すマネジメント研修に移行することも可能です。
また、社内独自のe-ラーニングシステムがあります。
このシステムでは、研修の振り返りなどが可能な他、薬局内の機器の操作方法を学ぶプログラムもあり、育休後などの復帰支援にも役立てられています。
他にもCS研修・薬歴レビューミーティング・全体研修・社内学術大会などさまざまな教育・研修プログラムがあります。
たんぽぽ薬局でのキャリアステップ
たんぽぽ薬局でのキャリアステップにはさまざまな選択肢があります。
薬剤師としての専門性を高めたい方に対しては、資格取得支援があります。
- 外来がん治療専門薬剤師
- 地域糖尿病療養指導士
- 認定実務実習指導薬剤師
- 認知症研修認定薬剤師
- 健康サポート薬局研修修了薬剤師 他
また、学会発表・論文投稿、学校薬剤師、企業・大学との共同研究など通常の調剤薬局業務を超えた業務に携わる選択肢も広くあります。
薬局長・マネージャーなどマネージメント業務を学びたい場合、マネージメントラダーの研修を受けることも可能です。
また、年1回全社員を対象とした「自己申告制度」があります。
体調の聞き取りや会社に対する意見、希望勤務地やキャリアプランを記入します。
担当役員へダイレクトに伝わるようになっており、自由に意思を伝えることができます。
おすすめの薬剤師特化型転職エージェント
ここで、おすすめの薬剤師特化型転職エージェントをご紹介します。
薬剤師が転職活動をする際には、薬剤師特化型の転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職活動には想像以上に時間も手間もかかります。
また、転職エージェントのアドバイザーがもつノウハウや経験は、転職活動を有利にしてくれることもあります。
転職エージェントといっても、内容はさまざまです。
ご自分にあった転職エージェント探しから始めてみましょう。
セルワーク 薬剤師
セルワーク薬剤師は全国約9万件の求人情報を扱う薬剤師特化型の転職エージェントです。
登録料無料で、アドバイザーへの相談や非公開求人情報の提供などが受けられます。
どこの転職エージェントを利用するか迷う方は、検討してみてはいかがでしょうか。
マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、業界大手の薬剤師特化型転職エージェントです。
大手ならではの求人数で幅広い職種の求人情報を扱っています。
全国14箇所に拠点があり、地方においても手厚いサポートを受けられることがメリットのひとつです。
土地勘のないエリアでの転職活動に利用してみてはいかがでしょうか。
ファーマキャリア
ファーマキャリアは「オーダーメイド求人」がウリの転職エージェントです。
希望条件を聞き取ったうえで、その条件に合った求人情報を作り出してくれるというシステムです。
転職先の希望条件が、具体的な部分まで決まっている方は利用しやすいかもしれませんね。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフは調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する転職エージェントです。
他の転職エージェントではあまり多くない、派遣求人の多さが特徴のひとつです。
働き方について考えているという方は相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
たんぽぽ薬局は「基幹病院前への出店」を中心に「東海・北陸・関西・四国」エリアで、調剤薬局を展開しています。
調剤薬局チェーンの中では、育児支援制度が特に充実した企業と言えます。
「基幹病院前で幅広い処方に触れて勉強したい」
「遠い地方への転勤になるのはちょっと…」
と思う方はたんぽぽ薬局が合うかもしれませんね。
たんぽぽ薬局を含む調剤薬局への転職をお考えの方は、転職エージェントの利用をおすすめします。
調剤薬局の求人情報は多くあります。
自分に合った職場を見つけるために、プロの力を借りてみてはいかがでしょうか。
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