クオール薬局はやばいの？評判や口コミを紹介！
クオール薬局はやばいのか。
OPENWORKという口コミサイトでの評価を抜き出し、まとめてみました。
（参照：https://www.openwork.jp/company.php?m_id=a0910000000Fqqq）
良い口コミ・評判
- 薬局業界の中でも大手のため潰れる心配がなく、引っ越すことになっても退職せずに異動出来るケースが多い。
- 新人を先輩が教えるマンツーマン制度や研修が充実していた。
- 福利厚生は、育児休暇や時短勤務など働く女性を応援する内容が充実していた。時短勤務もかなり柔軟に対応している。結婚や出産、子育てをしっかりしたいという女性 から評判が高いと思う。
- 賞与がしっかり年に2回あり、福利厚生がしっかりしている。
- 不祥事は信用問題に関わるため、不正をしないよう上がしっかり管理する努力が見えた。何かあればすぐに報告、相談するよう指導されています。ただし、ブラックな環境で働いている人がいたこともありました。 全体を見るとホワイトと評価できます。
悪い口コミ・評判
- 給料は高くはなかった。でも散財しなければ十分貯金も出来る。
- 残業代も1分単位で出た。
- 管理職に就いて仕事が増えてもあまり給料が上がらない。給料面では管理職になるより残業した方が収入が高くなる。
- 残業はしないようにと言われるが、仕事は減らないので仕事が積み重なってゆく。繁忙期は残業が増えて、残業を減らすように注意されることがストレスであった。
- ノルマもいくつかあり、店舗によっては厳しめです。
クオール薬局の事業内容
クオール薬局はクオールホールディングス株式会社の調剤薬局事業「クオール株式会社」が主に担います。
地域密着・かかりつけ薬局機能をはじめ、
「街ナカ薬局」をローソン、「駅チカ薬局」をビッグカメラと、「駅ナカ薬局」を小田急と連携している点が特徴です。
他にもケアローソンという、ローソンクオール薬局内に介護相談窓口を併設したケア（介護）拠点併設型店舗もあるようです。
「街ナカ薬局」―ローソンと提携し、ドラッグストア機能を付加した薬局
「駅チカ薬局」―集客力のある店舗と融合した薬局
「駅ナカ薬局」―駅構内でOTC物販機能を備えた薬局
（クオール薬局HP https://www.qol-net.co.jp/service/useful.html）
クオール薬局の特徴
前述した事業内容が印象的でしたが、クオール薬局の特徴をさらに詳しく見てゆきましょう。
コンビニとの提携に強み
クオール薬局はコンビニエンスストア（以下、コンビニと呼びます）大手のローソンと提携を結んでいます。
「一部の市販薬は登録販売者という資格があれば薬剤師以外でも販売可能となりました。この規制緩和により調剤薬局業界へ進出する業態が増えています。こうした環境変化の中、当社はローソンと業務提携を行い、コンビニエンスストアの利便性と薬局の専門性を融合させた店舗を共同開発しました。第一号店は、当社が本社を構えるオフィスビルの1階に位置し、ビジネスマンをはじめ、地域のみなさまからご好評いただいております。」（クオール薬局株式会社Hpより抜粋・一部改訂）
今では約50店舗のローソンクオール薬局があります。
（2022年11月現在クオール薬局店舗検索での件数。ナチュラルローソン、売店を含む。
https://www.qol-net.co.jp/common/pdf/QOL_shoplist.pdf）
コンビニは気軽に利用でき、利用時に健康相談や薬の相談をしたり、ちょっとした薬の購入や病院へ行くほどではない不調時のセルフメディケーションに貢献します。
また処方箋も受け付けています。
コンビニで購入できる一般用医薬品が増えるのは大変便利です。
コンビニ併設型の薬局は近年増えてきていますが、まだまだ都会が中心の印象があります。
もう少し地方部でも増えてくれると助かる市民も多いのではないでしょうか。
駅中にも薬局を展開
「調剤薬局大手のクオールはJR西日本子会社と共同で新たな形態の駅型調剤薬局１号店を2013年４月８日にJR大阪駅構内に開設する。
店舗は処方箋対応やOTC医薬品の販売で通勤や買い物などで駅を利用する幅広い年齢層に対応する。」
（薬事日報2013年より抜粋、一部改変 https://www.yakuji.co.jp/entry30315.html）
このように駅の中に薬局があり、処方箋を受け付けたりOTC薬を販売しています。
現在は小田急・東急の駅に2店舗あります。
現金以外の電子マネーを利用できる点や、処方箋送信アプリにも対応しています。
マンツーマン薬局が多い
「クオール薬局の店舗展開の特徴として、処方元医療機関とクオール薬局が1対1の関係になれる薬局づくりを基本としています。
地域や処方元医療機関の特性に合わせた店舗作りを行っています。
医療機関との連携を確立することで、ひとりの患者さまを信頼関係で結ばれた医師と薬剤師が見守る環境を実現し、患者さまへより質の高いサービスを提供することが可能になります。」
（クオール薬局HPより抜粋、一部改変）
薬局と医療機関が連携することで、医師の処方意図や処方の傾向を把握しやすくなります。
また医師の処方意図を勘違いしてしまった結果、誤った服薬指導によって患者さんを不安にさせる事が少なくなる利点があります。
さらに信頼できる薬剤師は患者さんも話しやすく、医師に遠慮していることも話してくれることが多いため、医師に報告するべき副作用などを早期に発見でき、情報提供をしやすい環境でもあると思います。
医薬品販売業務受託機関を行っている
医薬品販売業務受託機関とは製薬企業に自社が直接雇用したMRを派遣するほか、製薬業界から医薬品の営業やマーケティング活動を請け負う企業です。
この業務はアポプラスステーションが担い、製薬企業との契約により営業・マーケティング活動を受託または代行し、医薬品の販売活動に関わる一連のサービスを提供しています。
出版関連の事業にも着手
メディカルクオール株式会社が出版事業を行っています。
医薬品の販売促進や、医療機関向けのパンフレットやホームページ、医療関係者や患者さん向けの医療情報書等の受託・制作を行っています。
社内独自の薬剤師認定制度がある
クオール薬局では、人の命を背負う仕事は一人前になるのに時間がかかるのは当然だと考えています。
そのため、入社後に6年間（4年（基礎）+2年（応用））で倫理・知識・技能を基礎から応用まで学ぶ研修期間を設けています。
加えて、スタンダードコースとエキスパートコースの2つのクオール独自の社内認定薬剤師制度があります。
スタンダードコースでは、幅広い知識を持った薬剤師をめざすべく、良く出会う基礎的な疾患から奥深い領域の疾患・単元まで、自分の目指すキャリアに合わせて自由に選択して学べます。
エキスパートコースは、チーム医療などへの対応を見据えて、高度な専門知識を持ったスペシャリストを送り出すために創設されたコースです。
一般人向けの薬局研修を行っている
クオールは薬剤師・薬局スタッフの教育に力を入れてきました。
クオールアカデミーは、その中で蓄積されたノウハウを活かし、保険薬局業務の基礎から日々変化する業務に対応する研修を外部向けに提供しています。
研修は、「調剤実技研修」と「無菌調剤研修」の2種類がありますが、どちらの研修も少人数制でロールプレイや処方解析を含む実技中心となっておりますので、一通りの調剤業務を体験できると思います。
現在は在宅業務も増えてきており、無菌製剤の取り扱いも以前に比べると多くなっていると思います。
しかし、どの薬局も無菌製剤を調製できるわけではなく、私も実習以来無菌操作をしたことがありません。
今後、今在籍している薬局で無菌製剤の扱いが見込まれ、指導者がいない場合は非常に参考になる研修だと思います。
また「調剤実技研修」は、初めて調剤業務を行う方や、ブランクがある方向けの研修で、模擬調剤室で実際に調剤を行いながら実技を学ぶことができます。
研修はどちらも有料です。
ただ、残念なことに現在は新型コロナウイルス感染症のため研修を見合わせているとのことです。（R4年11月11日現在HP情報）
感染症が落ち着いたら是非再開していただきたい研修です。
（クオール実技研修より抜粋）
クオール薬局の薬剤師の年収
年収は、全国コース、広域コース、地域限定コースで異なります。
これらのコースでは基本給と赴任手当に違いがあります。
薬剤師手当はどのコースでも一律40,000円が支給されます。
またどのコースも配属地域により0円～60,000円/月が月給に加算される場合があります。
昇給 年1回（4月）
賞与 年2回（6月・12月）
年間休日数約122日
は共通のようです。
- 全国コース（全国異動あり）
（月給）321,000円
※基本給231,000円
月諸手当：赴任手当(50,000円) - 広域コース（エリアの区分がありエリア内を異動あり）
（月給）281,000円
※基本給221,000円
諸手当月：赴任手当(20,000円) - 地域限定コース（自宅から通勤可能な店舗への配属。通勤時間は自宅から片道90分以内。）
（月給）261,000円
※基本給221,000円
諸手当：薬剤師手当
（※2020年4月実績）
（マイナビ2023より抜粋）
クオール薬局の教育や研修について
病院と密に連携した実践的な研修プログラム、積極的な外部学会への参加、独自の薬剤師認定制度など、クオール薬局では薬剤師の教育研修に力を入れて取り組んでいます。
病院と連携して病院研修を受けることができるのはとても貴重な研修だと思います。
病棟業務や調剤業務はもちろんのこと、院内製剤、TPN・抗がん剤の各ミキシング、カンファレンス参加、退院時指導、難治患者や終末期患者への対応など、実習や見学を通して様々なことを学ぶ事が出来ます。
チーム医療の中で、処方提案や退院時調整を学び、退院後の患者を継続的にサポートできる薬剤師の育成に力を入れています。
クオール薬局でのキャリア
薬局での業務を通じて得た経験は別のフィールドへ行っても必ず活きます。
店舗で働く薬剤師の気持ちがわかれば、薬局マネジメントに活かすことができます。
採用業務に携わることになっても現場経験があればどんな薬剤師が求められているかがわかります。
クオール薬局には現場での知見を活かして様々な分野で活躍できるフィールドがあります。
- 薬局のマネジメント
実務経験を、選ばれつづける薬局の管理運営に繋げる複数店舗の統括者や、エリアの責任者を経て広域エリアの店舗運営管理責任部長になります。
- エキスパート（専門性の追求）
薬剤師としての専門性を磨き、社内外に発信
社内：講師として社員に対して教育・指導をおこない、また教育プログラムの企画・運営をします。
社外：患者、地域社会の公衆衛生・健康増進に貢献し、さらに薬学生の教育に貢献します。
- 本社部門（薬局事業の推進サポート）
薬局以外の多岐に渡る業務に、薬剤師の個性を発揮
店舗開発 / 経営企画 / 人事 / 採用/教育 / 在宅・セルフメディケーション・健康サポート薬局/ グループ会社運営支援 / グループ会社の取締役・社長 / 広報など
薬剤師としての勤務経験から、薬剤師の視点で別の分野の発展にも貢献できるシステムがあります。
様々な人が活躍する企業だからこそ出来ることでもあります。
薬剤師ではない人の視点、薬剤師の視点が合わさりより良い物が創られるのではないでしょうか。
（クオール新卒サイト https://qol-recruit.jp/fresh_pharmacist/21/career/）
薬剤師が転職を考え始めたら薬剤師特化型の転職エージェントを利用すべき
転職活動はしなくてはならないことが多く想像以上に時間を消費します。
また肉体的・精神的負担も相当にかかります。
退職後の転職活動も大変ですが、働きながらの転職活動はより大変で、効率よく行う必要があります。
薬剤師が転職したい場合、薬剤師特化型の転職サイトを利用するのがおすすめです。
おすすめの薬剤師特化型転職エージェント
ここではおすすめの薬剤師特化型転職エージェントを紹介します。
セルワーク 薬剤師
セルワーク薬剤師は、専門のアドバイザーによる転職サポートを無料で受けることができる転職サービスです。
専門のアドバイザーが、自身に合う求人をしっかり探してくれます。
自分が希望する条件を指定できる点も魅力的です。
細かく条件を指定できるので、雇用形態やエリアで行き違いが生じず、自分の希望に合う求人を探すことが可能です。
非公開求人も豊富で、その求人は好待遇なものが多いです。
求人の年収中央値も丁寧にグラフと数値で公表されており、目で見て求人の良さがわかるサイトです。
マイナビ薬剤師
転職業界最大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスです。
マイナビ薬剤師は親身にアドバイスをしてくれる事で有名で、高いサポート体制が評価されているようです。
・電話・メールのレスポンスが速く積極的に求人を提案してくれる
・転職者との面談でのサポート力を発揮する
・聞く能力が高く、こちらの条件を聞きしっかり合わせてくれる
といった高い評価を受けています。
ファーマキャリア
ファーマキャリアは、転職希望者の希望条件を聞き、それに合った求人を提案してくれる「オーダーメイド求人」を特徴とする転職サービスです。
希望条件に近い職場を見つけ出す、またはもともと条件の近い職場と交渉することによって条件に合った求人を作りだし提供してくれます。
また、正社員のみならず、派遣やパート・アルバイトの求人案件も多く扱っています。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフは日本調剤グループが運営する薬剤師向け人材紹介サービスです。
そのため調剤薬局の転職に強いです。
日本調剤グループで培われたノウハウを活かして独自に新しい紹介先を探しており、紹介先企業のリサーチも積極的に行っているようです。
具体的な企業情報も考慮し転職をサポートしてくれます。
調剤薬局を運営する確かな信頼から、転職先を探してくれるエージェントです。
まとめ
- クオールは実際にはやばくない
- マンツーマン制度など教育が充実している
- おすすめの薬剤師特化型転職エージェントはセルワーク 薬剤師
クオール薬局の口コミについては、口コミサイトと参考にしたブログで相反する意見が見られました。
口コミやブログは事実であっても感じ方に個人差があるので、それのみで判断するのは非常に難しいと思います。
転職の際は、職場環境、年収、残業時間など手に入れられる情報をしっかり精査しましょう。
業界の動向もエージェントから入手できるので、自分に合った薬局を是非見つけてください。
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