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日本調剤はやばい?口コミや評判・働きやすさを解説!

目次

日本調剤はやばいと言われる理由!評判・口コミを解説

調剤薬局最大手の1つである日本調剤ですが、「やばい」という口コミもみかけますね。

たくさんの薬剤師を抱えるだけあり、個人の主観に基づく色々な話が出てくるものです。

今回はこの「やばい」と言われる口コミの内容について解説していきます。

有給や休みが取れないって本当?

「有給や休みがとれない」という事でやばいという口コミや噂があります。

しかし、結論から言うとそんなことはありません。

調剤薬局はシフト制勤務が多く、日本調剤も週40時間のシフト勤務制です。(※1)
そのため、次の月のシフトを組む時に休み希望の調整も行います。また、休日出勤をした場合は振替休日を取得できます。

日本調剤は東証プライム企業なので、労働基準法などの法律順守には厳しいです。

先に年間5日分の有給取得日を決定しておく制度があり、最低5日はきちんと有給が取れるような配慮も行われています。
どこまで希望が通るかは店舗によりますが、有給や休みが取れないと言うことはないでしょう。


(※1)日本調剤薬剤師中途採用サイト 全国勤務コース薬剤師より
https://www.nicho.co.jp/career/recruitment/02.html

残業が多く激務って本当?

日本調剤の残業時間は正社員で16.3時間/月というデータがあります。(※2)
「結構あるな」と思う方もいるでしょうが、実際にはさらに短いです。

なぜかというと、この残業時間には朝礼・着替え・清掃など、勤務時間外で処理されがちな業務時間も含まれているからです。

また、残業ができない人は、無理なく働ける店舗に異動することもあります。ただし、配属店舗や時期によっては月に40〜50時間程度の残業になる薬剤師もいるようです。



(※2)女性の活躍推進企業データベースより
https://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/positivedb/detail?id=258

ノルマが厳しいって本当?

投薬後のフォローに電話をかける制度があり、その件数にノルマが定められている事があるようです。

電話件数以外にも処方箋枚数、ジェネリック率、加算の算定率、ヘルスケア用品などで売り上げの数値を求められます。

薬局を取り巻く状況が年々厳しくなっている事もあり、特に正社員はある程度の数値目標(ノルマ)を達成する姿勢が求められる企業です。

上司からの評価は上司の主観が強い?

日本調剤の評価制度は、2018年から導入された「薬剤師ステージ制度“JP-STAR”」による評価制度(※3.4)もありますが、昔ながらの上司からの相対的評価も重要なウェイトを占めています。

上司からの評価にバラツキが出て、「自分の方が仕事をしているのに・・」と不満に感じる薬剤師も一定数いるようです。



(※3)薬剤師の専門性を評価・推進する「薬剤師ステージ制度“JP-STAR”」 目指すべき薬剤師像を明確化
日本調剤企業情報2020.6.3より
https://www.nicho.co.jp/corporate/newsrelease/20200603_nr1/
(※4)評価制度・資格取得手当 日本調剤公式ホームページより

年功序列なの?

年功序列だという声があります。
日本調剤は社内資格を積極的に取得したり、数値目標を達成した社員が評価される実力勝負な面がよく知られています。

しかし、ベテランというだけで、仕事が出来なくても出世している人も一部いるという声もあります。
日本調剤は1980年創業で、現在の社長は2代目です。
昔ながらの組織体系の部分で、年功序列が残っている部分もあるのでしょう。

社宅の築年数が古い?

自宅通勤外の店舗に配属されると、借り上げ社宅があります。

会社が借りた住宅を社宅として使用でき、費用負担が少なく済むため1人暮らしをしたい人に人気の制度です。

しかし、自分で物件を選ぶことはできず、地域によっては築年数が古い物件をあてがわれることもあります。
物件の空き状況にもよるため、運の要素があります。

クレームが多い?

日本調剤において大きなクレーム事案があったという話は聞きません。
総合病院の門前も多く、処方が重い患者さんが多いと待ち時間からのクレームはしばしば発生します。
しかし、これはどの薬局でも起こることなので、日本調剤だけにクレームが多いという事ではないでしょう。

女性は出世しにくい?

女性は出世しにくいかというと、そんなことはありません。

日本調剤は女性活躍の優良企業に認定される「えるぼし」の最高位認定を取得しています。
日本調剤の女性の活躍について公表されているデータ(※5)では、正社員における女性の割合は

薬剤師 60%
医療事務 99.3%
管理部門 48.6%
管理栄養士 100%

でした。

また、係長級の女性割合は112人で33.7%、管理職は27人で10%です。

現在10%の管理職を13%に引き上げるために、具体的な目標も定めており(※6)、女性の出世に関して積極的に取り組んでいる企業と言えるでしょう。

(※5)女性の活躍推進企業データベースより
https://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/positivedb/detail?id=258
(※6)次世代育成支援 行動計画 日本調剤公式ホームページより

① 管理職に占める女性比率を13%以上とする。

・ 2022年4月~エリアマネージャーを積極的に配置する。
・ 2022年4月~柔軟な働き方に関する制度の検討を開始する。
・ 2022年10月~昇進昇格基準の検討を開始する。

人間関係が悪い?パワハラがある?

人間関係の良し悪し、店舗の雰囲気は店舗によります。
忙しい店舗は余裕が無く、ピリピリした雰囲気のことも。
これは日本調剤に限らず、どの調剤薬局でも言えることです。

また、上場企業のため、パワハラのようなコンプライアンス違反は厳禁です。

昔からの企業体質が残る部分もありますが、明らかなパワハラが横行するような事は無いと考えてよいでしょう。

行政処分を受ける事件を起こしたことがあるって本当?

日本調剤に関係するここ数年の事件は2件、うち行政処分は1件です。

・平成30年10月ごろ、麻薬に指定されている貼付剤2枚が所在不明になった際、事故届出を行わず、該当店舗が麻薬小売業に係る業務停止命令を13日間受けました。
 企業リリースでも公表され、再発防止に努めています。

・令和元年に役員が株式買付における違反をして追徴金を払う処分を受けました。

 これは会社全体とは別の話で、行政処分も関係ありません。

(※7)麻薬及び向精神薬取締法に基づく行政処分について https://www.nicho.co.jp/corporate/newsrelease/20211203_nr2/

(※8)金融庁:日本調剤(株)役員による重要事実に係る推奨行為に対する課徴金納付命令の決定について https://www.fsa.go.jp/news/r1/shouken/20191025-1.html

日本調剤の良い評判も紹介

日本調剤は良い評判も多く存在します。

年収が高い

日本調剤が四季報で開示している平均年収は528万円です。

同じように年収を開示しているクオールは697万、アインホールディングスは663万円でした。

年収トップという訳ではありませんが、年収450万程度も多い調剤薬局の中では高い方だと言えるでしょう。

研修が充実している

研修は非常に充実しています。
新人教育のOJTにあたるオーベン・ネーベン制を始めとして、薬学知識や店舗管理の知識を学ぶ5年間のe-learning、疾患別の社内認定制度や、専門認定薬剤師認定に対するサポートなどが充実しています。

経営が安定している

日本調剤は東証プライム(かつての東証1部)上場企業であり、日本の一流企業と肩を並べる存在です。
コロナ禍で厳しい時期もありましたが、2023年の会社の利益は増益を見込んでいます。
事業内容も多角的で、調剤薬局だけでなく派遣薬剤師業、オンラインストア、ジェネリック医薬品の製造販売なども手掛け、安定した経営を続けています。

住宅手当が充実している

「自己負担ほぼ無しの社宅制度」と会社もアピールしており、借り上げ住宅の支援は手厚いです。
住宅手当で多くの補助金が振り込まれるより、税金面でもお得です。

<エリア指定コース>
・家賃自己負担30%
・別途上限2万/月の住宅補助

<全国勤務コース&奨学金返済サポートコース>
・家賃自己負担20%
・別途上限4万/月の住宅補助
(家賃の実質負担が0円と記載あり)

子育てへの支援が厚い

子育てへのサポートが充実している企業が認定される「くるみん」マーク指定も受けており、以下のような独自の子育て支援を用意しています。

  • 育児のための時短が小学校入学まで取れる
  • 看護休暇として有給が時間単位で取れる(子ども1人で5日/年、2人以上は10日/年まで)
  • 休職中も社内報や新薬情報、服薬指導に関わる資料などをスキルアップのため、定期的に送付
  • 復帰時は個々の事情に合わせた店舗に配属、雇用形態の変更に柔軟に対応

育児休業からの復帰者の社員定着率は97.0%、育児時短制度利用者426人、育休取得199人という実績もあります。(2020年度)(※9)

(※9)育児に関するフォローより
https://www.nicho.co.jp/shinsotsu/life

薬をお得に買える

日本調剤で調剤した薬代について、本人負担額を全額、会社負担してくれる福利厚生があります。

本人だけでなく被扶養者分も対象になるため、慢性疾患の薬がある家庭などに好評です。

また、OTC医薬品を割安な社員価格で購入できる制度もあります。

日本調剤で実際に働いている人・働いていた人の口コミを紹介

ここからは実際に日本調剤で働いている人・働いていた人の口コミを紹介していきます。

良い口コミ

充実した研修制度、大手ならではの手厚いサポート体制に対する良い口コミが目立ちました。

教育の日調と言われるだけあって、早い段階で研修認定薬剤師取得が可能であること、やる気さえあれば他の社内認定などにも積極的にチャレンジできる環境である。 
(在籍3年未満、新卒入社 女性 薬剤師) 

全国に店舗があり、主人の転勤があってもすぐに異動可能。
転勤の度に離職せずに済み、どの店舗も同じレセコンを使い、しっかりとしたマニュアルがあるので、いつでもどの店舗でも働くことができる。
実際、どの店舗でも働けるということは、人が足りない時に他店舗にも応援にいくことがあるが、持ちつ持たれつで大変良好である
(在籍3~5年、中途入社 女性 一般薬剤師) 

大手の調剤薬局で薬剤師の人数も多く、横のつながり・縦のつながりを広げていけたらいいなという思いで選びました。また総合病院や大学病院の門前が多いと言うことでそのような薬局で幅広く勉強がしたいと考えて入社を決めました。あとは社宅手当などの福利厚生のよさですかね。
(在籍3年未満 新卒入社 男性 薬剤師)

参考:https://www.openwork.jp/company.php?m_id=a0910000000Fqsg

悪い口コミ

店舗の忙しさ、数値目標に対する不満などを中心とした悪い口コミも見られました。

典型的な日本企業。トップダウンが文化として浸透していた。また、縦割りであるため部署・支店が国のような独特の組織体制であった。そのため、人員の他部署への移動は容易ではない。
現場は当たり外れがあるため一概に風土を評価はできないが、相互尊重の文化は薄く、とにかく長時間しゃかりきに働くことが美徳とされるような感覚を持った。
(在籍3年未満 中途入社 男性 薬剤師)

勉強の機会を多く与えてはくれる。ただ日々の業務が忙しい店舗が多く、じっくりと勉強をする時間を作るのは難しい。
プライベートを捨てて勉強をしたい人にはお勧めできるが、そうでない人は勉強をする時間を作るのは困難。
(在籍3~5年 新卒入社 男性 管理薬剤師)

この会社は数字でしか評価はされない。下が数字に貢献しても評価が上がるのは店舗責任者や課長。
信頼できる上司ならいいが、この人のために頑張ろうと思える人でないと続けられない。
(在籍3年未満 新卒入社 女性 薬剤師)

参考:オープンワーク 日本調剤株式会社 
https://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0910000000Fqsg

日本調剤に向いている人の特徴

日本調剤に向いている人の特徴には「新しい事にチャレンジしたい人」「成長意欲の高い人」「患者としっかり向き合いたい人」が挙げられます。

新しいことにチャレンジしたい人

新しい事にチャレンジしたい人には向いていると言えます。

なぜなら、調剤報酬の改定を見据えた新しい取り組みに対して積極的な会社だからです。

高度な在宅医療、敷地内薬局による薬薬連携、処方箋管理の電子化など、中小企業ではすぐに対応できない内容も積極的に取り入れています。

そのため、日本調剤は、新しい取り組みや業務に前向きにチャレンジしたい人に向いていると言えるでしょう。

成長意欲の高い人

成長意欲の高い人にも向いていると言えます。

日本調剤は非常に研修が充実しており、会社独自の勉強会や、社内の疾患別認定・外部の認定専門薬剤師の取得にも力を入れています。

更に、社外ジョブチャレンジ制度で日本調剤の社員のまま1〜2年、病院で働く経験を積むことも可能です。
病棟業務や高度な医薬連携を実際の現場で学ぶことができ、非常に人気があります。

このように、自分のスキルを高める方法がたくさん用意されており、成長意欲の高い人にもおすすめです。

患者としっかりと向き合いたい人

患者としっかりと向き合いたい人にもおすすめです。
日本調剤ではテレフォンフォローによる治療介入を行っており、薬を渡したあとの患者さんの体調変化もフォローしています。

かかりつけ薬剤師も積極的に取り入れており、ひとりひとりの患者さんに腰を据えて向き合いたい人にも良い環境と言えるでしょう。

転職を検討したらおすすめの転職エージェントはセルワーク 薬剤師

日本調剤への転職を検討している人におすすめの転職サイトは「セルワーク薬剤師」です。

セルワーク薬剤師は全国9万件以上の公開求人を持っており、非常に案件数が豊富な転職サイトです。
そのため、数多くの案件仲介の経験を持ち、きめ細かなサポートを受けることができます。

転職にあたっての条件交渉等も手慣れているので、心強い味方となるでしょう。

まとめ

  • 日本調剤は実際にはやばくはない
  • 日本調剤は成長意欲の高い人に向いている
  • 日本調剤への転職を検討している人におすすめの転職サイトは「セルワーク」薬剤師

日本調剤は業界最大手の調剤薬局チェーンの1つで、多くの薬剤師を抱えています。
同じ会社でも、人によって感じ方はそれぞれ。
多くの人が働いていれば、良い口コミも悪い口コミもたくさん出てきます。

日本調剤は東証プライム企業なだけあり、法律や決まりを守ることには非常に厳しく、法律違反になるようなブラックさはありません。
しかし、利益を出すことも求められるため、売り上げなどの数値が求められるのも事実でしょう。
良い面も悪い面も会社についてよく調べ、自分のニーズに合っているか考えることをおすすめします。
転職エージェントによる条件交渉も役に立つので、転職の際は転職エージェントも活用しましょう。

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この記事を書いた人

セルワーク薬剤師は90,000件以上の求人件数を誇る薬剤師のための転職・就職支援サービスです。
「求職者の方の希望に寄り添った提案」を心がけているので、利益重視で希望とかけ離れた条件の求人をごり押しはいたしません。
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