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精神科で働く薬剤師のやりがいとは?

目次

精神科で働く薬剤師のやりがいとは

「精神科」と聞くと、複雑な病態、添付文書を超えた量の処方、多くの併用薬、薬物間相互作用(薬の飲み合わせ問題)の問題など大変な科だなと思う薬剤師も多いのではないでしょうか?

近年は、医療の発達もあり、今まで「気の持ちよう」と言われていた原因不明の不調に診断名がつき、精神科にかかって不調が改善される患者さんが増えてきました。

この「睡眠」「不安」などを専門的に扱うのが精神科です。

精神科の特徴は、CTやMRIで診断が可能な疾患もあるけれど、「客観的な数値や画像で表せない症例」を扱うことがとても多い科だと思います。

現在、光トポグラフィ検査*1のように、今まで画像に出来なかった精神疾患の見える化の研究が進められ、一定の評価が出ているようですが、まだ条件もあり、どこのクリニックでも気軽に受けられるといった検査ではなく一般的になったとは言えません。

 薬剤師は日々の業務で患者から信頼を得て、一緒に会話をしたり、そのカルテの記録から行動を確認することで「薬の効果が出ているな」「これは薬の副作用が出ているから医師に話さなくてはならない」など患者にも、医療従事者にも欠かせない存在で、それがやりがいでもあると思われます。

さらに精神科では、特殊な薬の使いかた、薬物間相互作用、ポリファーマシー*2の問題など薬に関する問題が沢山あります。

病院で働く薬剤師の場合、精神科分野には「精神科薬物療法認定薬剤師*3」「精神科専門薬剤師*3」の認定・専門薬剤師制度があります。

※光トポグラフィー検査(抑うつ症状の鑑別診断の補助に使用するもの)」は、大うつ病性障害の鑑別診断補助として有用とされている検査。

※ポリファーマシー:単に服用する薬剤数が多いのみならず、それに関連して薬物有害事象のリスク増加、服用過誤、服薬アドヒアランス低下等の問題につながる状態。

(*1国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院)
(*2ポリファーマシー厚労省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10074.html
(*3日本病院薬剤師会 精神科専門薬剤師)

強いメンタルを持つ必要がある場合も

精神科で働くには強いメンタルが必要です。

精神科に入院している患者は入院しないといけない状態であり、軽度の症状とは言い難い方が多いです。

メンタルのあまり強くない人がこのような状態の中に長くいると慣れるまでに精神状態が乱れてしまい、自分が不安に陥ってしまう場合があります。

そうなると、自分のことで精いっぱいになり、他人を治療することは出来なくなってしまいます。

精神科で働く際の仕事内容や必要なスキル

では、実際に精神科で働く薬剤師はどのような仕事をして、どのようなスキルが必要になるのでしょうか?

仕事内容

精神科では薬が多く処方されている患者が多く、その飲み方・飲ませ方がよくわからないといった相談が多く寄せられます。

そのため、患者本人や、薬を飲ませる関係者に丁寧に説明したり、一包化の提案をして正しく薬を飲んでもらうことが重要です。

場合によっては外用剤に変更する提案も必要になります。

可能な限り、患者・薬を管理する人が苦痛なく、服用させやすいようにし、コンプライアンス*4を向上させるのが薬剤師の仕事です。

コンプライアンスが向上し、うまく疾患が寛解すれば、患者さんがなぜ治療を受けるのかを理解し、アドヒアランス*4の向上とすることができるかもしれません。

そうなると、場合によっては薬を減らすことも可能になり、患者さんの負担が軽減し、よりアドヒアランスが向上し、疾患の寛解に寄与するという好循環が得られます。

薬の使い方を医療従事者に広めたり、複雑な処方ゆえに医療従事者が薬剤のどのような点に困っているかを見つけ、解決するのにも薬剤師が活躍出来ます。

アドヒアランス:患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること。(相互理解)
(*4 薬物治療学改訂内9版 南山堂)

精神科で働く薬剤師に必要なスキル

既に上述したように、コミュニケーション能力と薬剤知識は特に重要です。

精神科では病態が原因で、自分を病気と思っていない患者がいます。

その方に薬を飲ませるのは非常に難しく、薬を服用してもらうようにコミュニケーションを取るしかありません。

それでもどうしても薬を飲んでくれない場合は、症状が悪化する可能性があるため、早めに医師をはじめとする関係者に相談する必要があります。これもコミュニケーションです。

また、精神科の患者は薬の効果や副作用に敏感なことが多いです。

薬の説明書に書いてあった一文を読んで「こんなに強い薬飲めない」と言って新たに処方された薬の服用を拒否したり、「こんな副作用が出る薬は飲めない」と言って継続していた薬を急に飲まなくなってしまう患者もいます。

このような状況を生むのは、疾患が原因でない場合、患者が医療従事者の誰も信頼していない時に起こりやすいです。

しかし、薬剤師は薬の効果と副作用を説明しなくてはいけないので、医師や関係者と相談して要望をあらかじめ聞いておく必要があります。

逆に一方で、「医師から矛盾する内容の話はしないでほしい」など相談される場合があるので、医師とのコミュニケーションも重要です。

これは患者すべてに同じ説明をすれば良いと言うわけではなく、患者それぞれに合わせて話す必要があります。

さらに薬の知識はもちろん必要で、精神科の一部の薬は薬物間相互作用がとても多く、意識して調剤することが必要です。

また、疾患上薬を中止することができず、どうしても禁忌に近い併用注意の処方を余儀なくされる場合もあります。

その際、医師に十分確認の上、副作用の初期症状を患者やその家族、医療従事者に周知するのは大切です。

禁忌に近い併用や禁忌は当然避けることが望ましいので、代替薬の提案も出来ることが望ましいです。

これはコミュニケーション能力もミックスしており、知識とコミュニケーションの融合が重要です。

薬剤師の薬の知識は効果・副作用だけにとどまりません。薬の形や値段なども考慮して提案することが出来ます。

さらに、沢山の薬を服用するということは、お金もかかるということです。

高い薬はもちろん、安い薬でも長く飲むとお金がかかります。精神科では気長に治療しなくてはならない疾患が多く、数年から数十年単位で薬を飲むことも少なくありません。

薬の値段にも気をつけ、後発医薬品(GE品)の導入を提案し、変えられるものはGE品に変え、経済的負担を減らすことも重要な薬剤師のスキルです。

最近のGE品は先発医薬品に無い味や形があり、飲みやすく工夫を凝らしてある物も多く登場しています。

GE品は同じ主成分であっても味が異なることがあるので、そのことも考えて、製薬会社から味のサンプルがもらえる場合、色々な薬の匂いの確認や、味見をしておくと一歩差のつくスキルになります。

精神科の薬剤師に転職したい場合は薬剤師特化型の転職サイトがおすすめ

精神科の薬剤師に転職したい場合は、薬剤師特科型の転職サイトを利用するのがおすすめです。

以下はおすすめサイトの紹介です。

セルワーク 薬剤師

セルワーク薬剤師は、専門のアドバイザーによる転職サポートを無料で受けることができる転職サービスです。

専門のアドバイザーが、自身に合う求人をしっかり探してくれます。

自分が希望する条件を指定できる点も魅力的です。

細かく条件を指定できるので、雇用形態やエリアで行き違いが生じず、自分の希望に合う求人を探すことが可能です。

セルワークはサービスを開始して日が浅いですが、豊富な求人数は有名な他サイトと比較しても劣ることはありません。

さらに非公開求人も豊富で、その求人は好待遇なものが多いです。

ファーマキャリア

ファーマキャリアは、転職希望者の希望条件を聞き、それに合った求人を提案してくれる「オーダーメイド求人」を特徴とする転職サービスです。

希望条件に近い職場を見つけ出す、またはもともと条件の近い職場と交渉することによって条件に合った求人を作りだし提供してくれます。

また、正社員のみならず、派遣やパート・アルバイトの求人案件も多く扱っています。

ファーマキャリアでは、求職者に寄り添い、コンサルタントの専門性を高く評価し、コンサルタント自身が主体的にサービス提供のあり方を決めていける組織を目指しているそうです。

ファルマスタッフ 

記事の中では基本的に病院精神科での薬剤師の話をしてきました。

ファルマスタッフは、日本調剤グループが運営する、薬剤師向け人材紹介サービスです。

そのため調剤薬局の転職に強いです。

日本調剤グループで培われたノウハウを活かして新しい紹介先を探しており、紹介先企業のリサーチも積極的に行っているようです。

そのため具体的な企業情報も考慮し転職をサポートしてくれます。

精神科門前薬局でスキルアップを目指す方にはうってつけのサイトと言えるでしょう。

精神科の薬剤師として働く際のやりがいまとめ

  • 精神科で働く薬剤師は強いメンタルを持つ必要がある場合も
  • 精神科で薬剤師として働くにはコミュニケーション能力も必要
  • 精神科に薬剤師として転職したい場合は転職サイトを使うのがおすすめ
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この記事を書いた人

セルワーク薬剤師は90,000件以上の求人件数を誇る薬剤師のための転職・就職支援サービスです。
「求職者の方の希望に寄り添った提案」を心がけているので、利益重視で希望とかけ離れた条件の求人をごり押しはいたしません。
もし入社後に「入社前に聞いていたことと違う」と感じられた場合、アドバイザーにご相談いただければ求職者様に代わりアドバイザーが就職先にお伝えするなどアフターフォローも行っております。

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