転職を考えてるんだけど、薬剤師の年収ってどうなの?
9月度版の情報をまとめたから、一緒に見ていこう!
薬剤師の年収について
2019年までは順調に年収上昇傾向でした。
しかし、2020年にコロナの影響で、医療機関への立ち入りを躊躇する人々が増え減少。
その後、2021年・2022年と回復傾向にあります。
この結果から、薬剤師の年収は上昇傾向にあるといえるでしょう。
- 2017年〜2021年
※年収の算出方法は以下の通り。なお、年収は万円未満を四捨五入。
年収=「きまって支給する現金給与額」×12ヶ月+「年間賞与その他特別給与額」
- 2022年
参照:キャリハイ転職
セルワーク求人の平均年収
2022年9月度 セルワークが提供する求人票のデータをもとに独自に算出したところ、薬剤師の平均年収はおよそ470万円でした。
平均年収のボリュームゾーンは500万円台と変わらず、平均年収476万円より24万円高くなっていますが、全体的に上がってきていると思ってもいいでしょう。
セルワーク求人の年収中央値
続いて、薬剤師の年収中央値をみていきましょう。
なぜ中央値も見るのかと言うと、極端に低かったり・高かったりといった年収が存在していた場合もあります。
その際、平均値だけを調べてしまった時に極端な数値に影響を受けてしまい、本当に全体の真ん中を表しているとは限らないからです。
極端な値がない場合でも「平均値」「中央値」の両方を出すことは必要になります。
この年収中央値は、セルワーク薬剤師求人票が得ている中間的な年収となります。
セルワーク薬剤師求人票の年収中央値はおよそ500万円となります。2月と比べても25万円も上がっています。やはり順調に推移している印象です。
月給で換算すると41万円、初任給は26万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ2,378円となっています。
業種別で見る平均年収の特徴
2022年9月度 業種別の平均年収は「ドラックストア」の482万円で1位でした。
全体平均年収476万円と比べても6万円も高く、業界を牽引している印象です。
2位は「調剤薬局」の470万円が続きます。今年3月度の425万円から考えると45万円も増えています。
3位は「病院」の426万円でした。※医療品販売の業種は除く。
昨年より、ボーナスが上がったことで、どの業種も給料水準が上がったと予想できます。
都道府県別で見る薬剤師のお給料事情
では、セルワーク 薬剤師求人に掲載されている求人を元に、都道府県別で見る薬剤師のお給料事情について考えてみます。
都道府県別の平均年収
果たして、現在の平均年収はどのくらいなのでしょうか?
全国平均よりも高い都道府県、低い都道府県についても記載したいと思います。
※セルワークでは、求人掲載情報より都道府県別の薬剤師の平均年収を調査しております。
【平均年収トップ5(都道府県別)】
1位 宮崎県(514万円)
2位 鹿児島県(503万円)
3位 青森県(502万円)
4位 長崎県(500万円)
5位 岩手県・佐賀県(498万円)
トップの3県は薬剤師全体の平均年収476万円よりも26~38万円高い水準になっています。
【平均年収ワースト3(都道府県別)】
1位 奈良県(418万円)
2位 徳島県(443万円)
3位 大阪府(447万円)
ワーストの3県は薬剤師全体の平均年収476万円よりも29~58万円低い水準になっています。
トップ1位 宮崎県とワースト1位 奈良県とでは平均年収の差が96万円もの開きがありました。
都道府県別の平均月収
現在の平均月収はどのくらいで、全国平均よりも高い都道府県、低い都道府県は。果たしてどこなのでしょうか?
【平均月収トップ5(都道府県別)】
1位 鳥取県(34.4万円)
2位 静岡県(32.7万円)
3位 三重県・島根館(32.3万円)
4位 青森県(32.1万円)
5位 愛媛県(31.8万円)
トップの3県は薬剤師全体の平均
月収29.1万円よりも2.7~5.3万円高い水準になっています。
【平均月収ワースト3(都道府県別)】
1位 和歌山県(25.6万円)
2位 福岡県(25.9万円)
3位 徳島県(26.5万円)
ワースト2・3位は、前回と同じ都道府県になりましたね。ただ月給自体は上がっています。
ワーストの3県は薬剤師全体の平均月収29.1万円よりも2.6~3.5万円低い水準になっています。
トップ1位 鳥取県とワースト1位 和歌山県とでは平均月収の差が8.8万円もの開きがありました。
都道府県別の平均時給
現在の平均時給はどのくらいで、全国平均よりも高い都道府県、低い都道府県は。果たしてどこなのでしょうか?
【平均時給トップ5(都道府県別)】
1位 鹿児島県(2708円)
2位 沖縄県(2705円)
3位 高知県(2700円)
4位 熊本県(2589円)
5位 福岡県(2541円)
トップの3県は薬剤師全体の平均時給2378円よりも163~330円高い水準になっています。
【平均時給ワースト3(都道府県別)】
1位 徳島県(1741円) 2位 富山県(2080円) 3位愛媛県(2091円)
ワーストの3県は薬剤師全体の平均時給2378円よりも287~637円低い水準になっています。
トップ1位鹿児島県とワースト1位徳島県とでは平均時給の差が967円もの開きがありました。
まとめ
今回、『セルワーク 薬剤師求人』に掲載されている求人を元に都道府県別に平均年収・月収・時給について調べてきました。
実際、どの場所・雇用形態で働くかによってお給料事情は変わりますが、全体的に水準が上がっている印象が持てました。
ぜひ今後の参考にしていただければと思います。
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