公務員薬剤師に転職するために必要な情報や注意点について

公務員薬剤師試験内容転職

2021年12月17日 掲載

薬剤師
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転職で公務員薬剤師ってなれるの?

全然なれるよ。ただ注意点もあるのからその辺りも詳しく解説していくね。

セルバ
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公務員薬剤師に転職するには

試験勉強

公務員薬剤師には、大きく分けて「地方公務員薬剤師」「国家公務員薬剤師」「麻薬取締官」の3種類があります。

それぞれ勤務地や業務内容、試験内容が異なります。希望する職種での必要条件を確認しておきましょう。

国家公務員薬剤師の場合

国家公務員薬剤師になる場合、厚生労働省が実施している「国家公務員総合職」の試験を受験する必要があります。基本的には、一次試験が筆記試験となり、二次試験が面接や論文といった構成になっています。

試験とは別に、業務見学を兼ねて知識を深める目的で「官庁訪問」もおこなわれます。官庁訪問も実質的には最終面接と同義の役割を果たしているので、必ず参加しましょう。

厚生労働省 総合職採用情報 

● 試験内容

春試験
秋試験

総合職試験について 15P・17P参照

1次の基礎能力試験は、


引用:人事院総合職試験

地方公務員薬剤師の場合

地方公務員薬剤師になる場合、各都道府県や市町村が実施する「公務員試験」に合格しなければいけません。

一般的に一次試験は筆記試験、二次試験は面接となるケースがほとんどです。双方に合格することで「採用候補者名簿」に名前が記載され、その名簿をもとに内定が出されます。

麻薬取締官の場合

麻薬取締官は、厚生労働省地方厚生局麻薬取締部に所属する国家公務員です。麻薬を取締り、不正使用者や密売人を摘発するなど、薬物が乱用されないために活動することを主な任務としています。特別司法警察職員としての権限がある点で、一般の国家公務員薬剤師とは異なります。

麻薬取締官になるには、厚生労働省が実施する「麻薬取締部の採用試験」に合格する必要があります。薬剤師の資格を取得していること、国家公務員採用一般職試験の第1次試験の合格者であることなどが応募条件となります。

麻薬取締官の仕事内容や資格の取得の詳細については、以下のページも参考にしてください。

【知らない方必見】公務員薬剤師とは?特徴や仕事内容について

受験する前の注意点

注意マーク

公務員薬剤師になるためには、それぞれの資格を受験する必要があります。

その際、注意点がありますので解説します。

年齢制限がある

公務員薬剤師の試験には、年齢制限が設けられています。そのため、公務員として働きたいと思った時に、一番初めに確認しておく必要があります。特に既に社会人として仕事をし始めている方は年齢は大きくかかわる部分なので必ず確認しておきましょう。

2021年12月時点では、受験資格が国家公務員は21歳~33歳までとなっています。また、地方公務員の方は各都道府県によってその制限は変わってくるため、検討している都道府県に確認が必要になります。自治体のほとんどが、40歳までの年齢上限を設けている場合が多いです。

採用人数が少ない

大前提として、公務員薬剤師は採用人数が少なく「狭き門」であることを認識しておきましょう。

厚生労働省 採用実績

国家公務員は、毎年8.9人程度しか採用されていません。かなりハイレベルな競争を勝ち抜かなければ合格は難しいといえるでしょう。

地方公務員は公務員の中でも比較的に採用枠が多く、国家公務員と比較すると合格しやすいです。地方により、採用人数が変わるのが特徴です。第一希望の自治体で合格できなくても、また他の自治体で合格を目指すことができます。

麻薬取締官の採用試験は不定期で、一つの地方厚生局での採用が一人という年もあり、採用されるのは毎年若干名と狭き門です。 全国でも300名ほどしかいないのが現状です。

試験日を知ろう

鯉のぼり

試験がおこなわれる時期を知っておくことも重要です。

国家公務員試験は、毎年4月下旬ごろに1次試験、5月下旬~6月中旬に2時試験が行われ、6月下旬に最終合格者が決まり、10月1日以降に内定が出ます。試験を合格したのちに官庁訪問(最終面接)があります。

地方公務員試験は、5月に1次試験、6月に2時試験が行われます。各自治体により微妙に異なるので、希望地のホームページなどを確認して情報取得をしましょう。

転職する際のポイント

女性薬剤師がポイントと指を立てている

転職を考えた時に最も重要なポイントになるのが、「現在薬剤師の資格を持っているかどうか」という点です。薬剤師免許を持っていない場合、公務員試験に合格する必要に加えて、もちろん薬剤師の資格も取得する必要があります。現在、薬剤師免許を取るには最低6年間は必要なため、あなたの年齢が現時点で25歳であっても、実際に公務員になれるのは31歳となり、受験資格すらなくなります。目指すには相応の覚悟と計画力が必要になるため、しっかりと将来設計を立てるようにすると良いでしょう。

薬剤師の免許を持っているという方も、公務員試験の勉強は決して簡単なものではありません。試験も年に1度となっているので、落ちてしまうと次のチャンスはまた来年になってしまいます。新型コロナウイルス流行以降、国家公務員はさらに人気が高まっており、受験者が年々増加していることに伴い、さらに狭き門となりつつあります。実際、同じ能力を持つ方なら若い方を採用するというケースも多いので、油断はせずに1年で決めるという気持ちを持って、勉強に取り組みましょう。

また、基本的にはやりたい事に向かって全力で頑張るのがよいですが、もしもの時を考えておくこともとても大切なポイントです。公務員は年齢制限がありますが、民間企業には年齢の制限はありません。民間企業では薬剤師は現在売り手市場にもなっているため、転職はしやすいです。転職サイトを見ると、民間求人でも良いものは多く見つかります。

もし公務員をあきらめざるを得ない状況になっても、薬剤師として働く事はできますし、収入や安定性も悪くない職場は多くあります。そのため、悲観せずに、また、保険はあるため最大限頑張って勉強していきましょう。

まとめ

公務員薬剤師の試験は年に1度となっており、難易度が高く採用自体が狭き門でもあります。国家公務員薬剤師の場合は全国への転勤も伴います。あらゆることを考慮し、薬剤師として自分に合った働き方は何かを見極めたうえで、公務員薬剤師への転職を検討することが大切になっていくでしょう。

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